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祈 護衛艦かが特集
「終戦八十年 平和を祈る」
展望丘(てんぼうのおか)「かがの風」竣工
6月4日、手取川を見渡せる参拝者の憩いの場、展望丘「かがの風」竣工清祓祭が斎行されました。
展望丘「かがの風」のコンセプトの元になったのは、今上陛下が詠まれた歌「岩かげに したたり落つる 山の水 大河となりて 野を流れゆく」であります。
霊峰白山から流れでる清らかな水は、手取川という大きな河を形成し、加賀平野をうるおし、私たちの営みを支えてくださっています。この白山比咩神社を中心とする地形は、世界ジオパークの新スポットとして期待するところであります。
この場所にはカタクリやツツジ・アジサイなどの植物を植え、鳥のさえずりや、手取川のせせらぎを楽しめます。また、眺めが良好で風通しも良いことから展望丘「かがの風」と名付け、世界の平和を祈念する憩いの場になってほしいと思います。
6月8日に地元ボランティアガイド「ようござった」の方々が、ボランティアでカタクリなどの球根を植えて頂きました。来年の春には、多くの山野草が美しい花を咲かせ、境内を彩ってくれます。
(左)カタクリの球根を植える「加賀白山ようござった」の方々
(右)現地での清祓
終戦八十年航空母艦「加賀」慰霊祭 並 護衛艦「かが」航行安全祈願祭・式典斎行
6月5日午前10時、護衛艦かが就役記念石碑前にて、護衛艦かが初代艦長遠藤昭彦氏をはじめ約50名参列のもと、終戦八十年航空母艦「加賀」慰霊祭 並 護衛艦「かが」航行安全祈願祭が斎行されました。
祭典では冒頭に、ラッパで奏でる「君が代」に合わせての海上自衛隊の自衛艦旗の掲揚から始まり、茶道裏千家來宗吾教授による献茶の儀・斎主祝詞奏上・舞女による浦安の舞が奉奏されました。また、石川護國神社宮司葛城健一郎氏他の玉串拝礼が行なわれ、慰霊と航行の安全、世界の平和を共々に祈りました。
(左上)斎主の祝詞奏上 (左下)來教授による献茶の儀 (右)自衛艦旗の掲揚
祭典後午前11時より、終戦八十年慰霊式典が開式されました。式典に先立ち、皇国の為に尊い命を捧げられた御英霊への哀悼の意を込め、黙祷を行いました。
式典の主催である護衛艦かが友和会桑邦夫会長の挨拶に続き、石川県知事馳浩様からのメッセージを披露し、ご来賓として護衛艦かが初代艦長遠藤昭彦様、加賀市長宮元陸様よりご挨拶をいただきました。
式典の結びに、陸上自衛隊中央音楽隊鶫真衣さんによる「海ゆかば」を慰霊を込めて独唱致しました。
(左)友和会桑会長による挨拶 (中)遠藤初代艦長による挨拶 (右)鶫さんによる「海ゆかば」独唱
鶫 真衣(つぐみ まい)さん慰霊と平和のコンサート
同日正午、展望丘「かがの風」に於いて、陸上自衛隊中央音楽隊の鶫真衣さんによる慰霊と平和のコンサートが行われました。
多くの方が見守る中、鶫さんは「里の秋」「椰子の実」「長崎の鐘」「レイオブウォーター」アンコール曲に「ふるさと」の全5曲を披露、世界の平和と、慰霊の念を込めて歌声を響かせました。曲の合間には、平和の尊さ、戦争で亡くなった方々の命のもとに、今の平和があることを語られました。
(左)御製碑の前で歌う鶫さん
(中)神楽「浦安の舞」奉奏
(右)歌声に聞き入る参拝者