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コラム[column]「へび」について
(令和7年1月)
令和7年の干支は乙巳(きのとみ)の年です。
「巳」は動物の「蛇」のことであり、蛇には古くから、豊穣や金運の神様として祀られ、神聖な生き物とされてきました。
蛇が豊穣の神とされるのは、田を荒らす野鼠を補食するからという説があります。
また、蛇にはたくましい生命力があり、脱皮をして傷を癒やすことから、復活や再生の象徴としても信仰されています。
蛇というと一般的には、不気味で嫌われているイメージがありますが、幸運をもたらす動物とも言われ、全国でも御祭神や、神の使いとしてお祀りする神社があります。
また、「巳」という字は、胎児の形を表した象形文字であり、蛇が冬眠から目覚めて地上に這い出す姿を表しているとも言われ、草木の成長が極限に達して次の生命が宿る時期を意味しています。
相場の格言に「辰巳天井、午尻下がり、未辛抱、申酉騒ぎ、戌笑い、亥固まる。子は繁盛、丑つまずき、寅千里を走り、卯跳ねる。」という干支に因んだ言葉があります。
新しい年、巳の干支にあやかりまして、努力してきたことが実を結び、前向きで希望に満ちた年になってほしいと願っています。