白山比咩神社の「コラム[column]龍(辰)について」を掲載しています。

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コラム[column]龍(辰)について

(令和6年1月)

令和6年は「甲辰(きのえたつ)」「龍」の年であります。

龍は中国で神話上の生き物であり、戦国時代の書物『管子』には「龍は水から生ず」と記され、水と深く関わっています。龍の頭は山の形をした博山(はくさん)あるいは尺水(せきみず)と言い、ここに力の源である水を蓄え、水の神様として崇められています。龍は水を招き寄せ、雨や洪水を呼び込む力があると古くから考えられてきました。
福井県の九頭竜川の名は、急流の上崩れることが多いことから「崩れ川」から「九頭竜川」へと呼ばれるとも言われています。
神社の境内(斎館前庭)に、梅の木があり、じっと眺めると昇り龍の姿にも見え、希望に満ちた年になってほしいと願うばかりであります。

「昇り龍」のような梅の木