白山比咩神社の「コラム[column]白山さんと修養団」を掲載しています。

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コラム[column]白山さんと修養団

(令和5年11月)

9月21日の午前中に公益財団法人修養団講師寺岡賢氏を始め関係者らが参拝し、その後4名が神道行法禊錬成を厳行しました。
修養団は三重県伊勢市に神都国民道場をもち、五十鈴川での「みそぎ研修」を提供しています。多くの日本企業が愛社心を養正するための研修として利用されています。
寺岡講師は、神宮特別参拝や五十鈴川での水行を取り入れた講習会や研修の企画・指導をされる方であります。
修養団は、明治39年2月に、東京府師範学校(現在の東京学芸大学)に在学中の蓮沼門三(はすぬまもんぞう)氏を中心とする学生達によって創立され、愛と汗(愛汗)の精神を理念とし、世界の福祉と平和に寄与することを目的としています。

書額「神意奉行」

修養団によると蓮沼氏は戦後、石川県においても修養団が盛んであった事を知り、同士を集い、当社を会場に講習会を昭和30年代に開催したとの記録があると教えて頂きました。
当社の社務日誌に記載がないか調べたところ、昭和29年3月13日に「明るい社会建設第44回修養団北陸地方講習会」が開催されたことが分かりました。
そして、その当時蓮沼氏の直筆の書額があるのではと、探したところ「神意奉行」の立派な書額が発見されました。
この書額は約70年ぶりに参拝控室の遊神殿ロビーに掲げ、多くの方にご覧になって頂いております。

(記 権祢宜 田中天善)