白山比咩神社の「コラム[column]「水」の信仰」を掲載しています。

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コラム[column]「水」の信仰

(令和4年9月)

令和4年4月23日、熊本県で開催された第4回アジア・太平洋水サミットにおける天皇陛下記念講演「人の心と水 ―信仰の中の水に触れる―」の中で、山岳信仰の一つとして「白山」をご紹介賜り、大変栄誉な事であります。

陛下は『石川県、岐阜県、福井県にまたがる日本を代表する霊山である白山と水との関係を見ておきましょう。白山の標高は2,700メートルを超え、手取川、九頭竜川、長良川という大きな河川の源流になっています。そのことも関係してか、白山は古代より「命をつなぐ親神様」として、水神や農業神として崇められてきました。そして、泰澄という僧侶によって白山が山岳信仰の場として開かれたのは奈良時代の717年と伝えられ、2017年には開山1300年祭が執り行われています。』(宮内庁HP)と述べられました。

資料として添付された白山奥宮祈祷殿と御前峰

「水」がなければ草も木も、この地球上のあらゆる生命体は生きていくことができません。
改めて古代から続く白山の水の信仰に深く感謝すると共に、後世にこの美しいお水を残してまいりたいものです。
そのために日々の生活の中で少しでも「水」という存在を考えることがとても大切であります。