北陸鎮護の大社 白山本宮・加賀一ノ宮　白山比咩神社

コラム［column］長月(ながつき)の暦

「長月」の由来は、夜長月(よながつき)の略語や長雨などの説もありますが、いずれにしても、秋を迎え野山の風景も変わる季節にあたります。
9月9日は、五節句の一つ、菊に長寿の願いと秋の収穫を祝う『重陽の節句』の日であります。
そして、新暦9月21日(旧暦8月15日)は、十五夜(満月)で『中秋の名月』です。月見団子や芋、すすきをお供えして、秋の澄んだ夜空にひときわ明るく輝く月を眺めるのも趣があります。
秋にはお供えものをして月を祀ると同時に、月の美しさを愛でており、日本人にとって大切なものであったといえるでしょう。
清々しき月に疫病退散と世界平和を祈り、改めて自分のことを顧みてはいかがでしょうか。