白山比咩神社の出来事をつづる「社頭あれこれ(令和6年6月の出来事)」を掲載しています。

社頭あれこれ

社頭あれこれ(令和6年6月の出来事)

【6月3日】御贄講大祭斎行 出張輪島朝市開催

6月8日、石川県漁業協同組合加賀支所運営委員窪川敏治氏を献幣使としてお迎えし、県内外各地の漁業や水産卸業、鮮魚店の関係者ら約90名の参列のもと厳粛に斎行され、海の恵みへの感謝と、海上安全・大漁満足そして1日も早い能登漁港の復興を祈りました。
祭典の冒頭に、神迎えとして、輪島市の御陣乗太鼓を大神様にご奉納しました。

御陣乗太鼓 奉納

神前には、県漁協より各支所の大鯛や若布が供えられ、その後、祝詞奏上、献幣使祭文の奏上、神楽「大漁神楽」が奉奏されました。
また、恒例により県漁協美川支所の有志による祝い唄「御酒(ごんしゅう)」を奉納いただきました。

大漁神楽 奉奏

御贄講大祭に併せ、6月8日・9日の2日間、当社多目的施設にて、「出張輪島朝市」が開催されました。
輪島朝市は能登半島地震とそれに伴う火災により大変な被害を受けましたが、1000年以上の歴史がある輪島朝市の伝統を守る為に、当社を開場にして開催することができました。
朝市では沢山の海産物や輪島塗など名産品が並び、多くの方にご来場頂きました。
また、8日は輪島市の「御陣乗太鼓」、9日は和太鼓グループの「サスケ」と「隼(はやぶさ)」の演奏が行われ、輪島朝市を盛大に盛り上げました。

出張輪島朝市の様子

【6月18日】古遷座祭・敬老祭斎行

6月18日は、前鎮座地の安久涛の森(現在古宮公園)に遷座した日を祭日と定め、古遷座祭として毎年斎行しています。
併せて、敬老祭が斎行され、一ノ宮地区の長寿者の皆様に楽しんで戴くための清興が催されました。
日本音楽療法学会認定音楽療法士の宮本啓子さんと松浦千賀さんをお招きし、音楽の力で健康な心身の維持管理を目的とする「ミュージックケア」を行い、懐かしい歌唱や音楽に併せた運動をし、長寿者の皆様を楽しませました。

音楽のリズムにあわせて体を動かす高齢者の方々

【6月30日】参拝者を迎え夏越大祓斎行

6月30日、午後2時より拝殿にて夏越大祓神事が斎行されました。
先ず神職が大祓詞を奏上し、その後古来から続く祓いの作法を用いて、罪穢れがついた人形を祓物(絹・木綿)を八針に取り裂き、祓い清め、人形は「身代り」として、罪穢れを負わせ、茅船に乗せた人形は大川路(手取川)に向い流します。

「大祓詞」奏上

神事が終えた後、午後3時より、大雨の中境内に集まった約700人の参拝者らは「茅の輪」をくぐり、無病息災を祈りました。

参拝者による茅の輪くぐり