社頭あれこれ(令和6年5月の出来事)
【5月6日】白山本宮「例大祭」厳粛に斎行 鶫真衣さん被災地を思い「ふるさと」独唱
5月6日、年に一度の重儀である「例大祭」が斎行されました。
献幣使として石川県神社庁長北村嘉章氏にご参向を賜り、総代会長中村健一氏をはじめ県内外から約100名のご参列を頂きました。
祭典では、菅原道真公ゆかりの特殊神饌「梅枝糕(もち)」や「口型餅・舌型餅・寄餅」をはじめ海の幸、山川の幸の神饌をお供えしました。
宮司の祝詞奏上、献幣使の祭文奏上に続き、世界の安寧を願う「浦安の舞」が奉奏されました。
その後、「陸上自衛隊の歌姫」として知られる鶫(つぐみ)真衣さん(石川県出身)による「ふるさと」の独唱を大神様にご奉納頂きました。
また祭典終了後には、向拝に集まった約500名の方々が見守る中、鶫真衣さんによるコンサートが行われ、能登半島地震の被災地支援に取り組む自衛隊員や警察官、消防士、医療関係者、自治体職員らへ感謝の想いを込めて歌声を響かせました。
【5月13日】第36回献茶祭斎行
5月13日、茶道裏千家丹心斎千宗史若宗匠をお迎えし、裏千家淡交会関係者250名のご参列を戴き、厳かに献茶祭が斎行されました。
当社で初めてのご奉仕となる若宗匠は、洗練されたお点前で、濃茶、薄茶の二椀を謹点する献茶の儀を行い、大神様への感謝と茶道の益々の発展を祈念しました。
祭典後、白山講記念会館・斎館において、岡能久氏が席主を務める協賛席や支部協賛席、遊神の間では拝服席が設けられ、参列者に呈茶が行われました。
【5月16日】秋の豊作を願う御田植祭斎行
5月16日、晴れ渡る青空のもと白山町地内の当社奉耕田にて御田植祭が斎行されました。
今年は早乙女として地元の中学1年生、小学5・6年生の女子生徒ら14名が、鮮やかな紅白の愛らしい装束をまとい奉仕しました。
水田に入り足をとられそうになりながら、太鼓の合図で早苗を天高く掲げ、心を込めてイセヒカリの苗を植え、秋の豊かな実りを祈りました。
この後の水田管理は、田長の多田浩さん(白山町在住)に委託し、秋に実ったイセヒカリを抜穂祭で収穫し、伊勢の神宮へ奉献すると共に、当社の新嘗祭でも御神前にお供えされます。
「イセヒカリ」について
御田植祭で植えられた苗は「イセヒカリ」という品種です。平成元年に三重県を2度の台風が襲い、伊勢の神宮の御田で育てられていたコシヒカリの稲穂は全て倒れてしまいました。そんな中、2株だけ台風に耐え直立を保った稲がありました。それがコシヒカリとは異なる新しい品種であり、神宮に因んで「イセヒカリ」と名付けられ、以後神宮における神饌米として用いられるようになりました。
当社では平成13年に神宮よりイセヒカリの籾種を拝受し、育苗後、御田植祭の苗として使用しております。
【5月19日】第70回崇敬者のつどい・加賀一ノ宮敬神婦人会5月総会 特別講演開催
5月19日、当社多目的施設の特設会場にて、崇敬者のつどい特別講演「故郷中心の国へ」が開催されました。
小松市出身のロックバンド「めんたんぴん」のリーダー佐々木忠平さんをお招きし、バンドメンバーとの演奏や、自身の体験談をもとに、故郷への思いをお話頂きました。
当日は全席指定で約200名の参加となり、当社インスタグラムでもライブ配信を行い、多くの方に拝聴戴くことができました。
バンド演奏では、故郷を題材とした楽曲「川が海へそそぐあたり」、「今日も小松の街は」などを演奏し、会場を盛り上げました。
また、特別講演の司会には、地元石川県で活躍しているフリーアナウンサーの塚田誉さんに務めていただき、佐々木さんとの息の合ったフリートークで来場者の心を引きつけました。
また講演終了後、幣拝殿にて奉告祭が斎行され、その後崇敬者のつどい表彰式、敬神婦人会5月総会がそれぞれの会場にて開催されました。