社頭あれこれ(令和6年3月の出来事)
【3月3日】豊年講春季大祭斎行 能登復興を願い「御陣乗太鼓奉納演奏」
3月3日、豊年使として手取川七ヶ用水土地改良区理事長本屋彌壽夫氏のご参向を賜り、また手取川七ヶ用水・手取川宮竹用水両土地改良区の役員をはじめ、各農協関係者や豊年講世話人約180名のご参列を頂き、豊年講春季大祭が斎行されました。
霊峰白山は、多様な動植物を育む貴重な自然環境があり、また清く豊かな水の源でもあります。
白山山系は手取川、庄川、九頭龍川、長良川の源流として、多くの人々の暮らしを支えています。
祭典では、宮司の祝詞奏上、豊年使の祭文の奏上に続いて舞女による「浦安の舞」が奉奏され、大神様への水の恵みと五穀豊穣を祈念しました。その後、能登半島地震で甚大な被害を受けた輪島市名舟町の御陣乗太鼓保存会の申し出により石川県無形文化財指定の御陣乗太鼓の力強い演奏を白山の大神様にご奉納頂きました。
また祭典終了後、向拝においても御陣乗太鼓の演奏を披露して頂きました。ご参拝の方々から頂いた義捐金は、倒壊した名舟町の白山神社の宮司様にお渡しさせていただきました。
【3月20日】鎮火祭(ほしずめのみまつり)斎行
3月20日春分の日、防火防災を祈願する鎮火祭として消防署関係者をはじめ氏子自警団参列のもと斎行されました。
鎮火祭とは、古くは神祇官の祭祀の一つとして、6月・12月の晦日の晩、宮城(皇居)の四方の外角で行われていました。
祭典では大祓詞奏上の間、護摩木が焚かれ、古式に則り「水・砂・芹」によって鎮火の儀が奉仕されました。
【3月30日】禊体験ツアー(ふくい桜マラソン 台湾ランナーズ参加団)
3月30日、白山市観光連盟が主催する禊体験ツアーに、台湾からのランナーズ参加団約30名が参加されました。
初めての体験でしたが、真剣に禊に取り組んで頂きました。禊体験終了後、宮司より能登半島地震や東日本大震災に際し、台湾から多くの義捐金を頂いたことに改めて感謝の意を伝えました。