白山比咩神社の出来事をつづる「社頭あれこれ(令和6年2月の出来事)」を掲載しています。

社頭あれこれ

社頭あれこれ(令和6年2月の出来事)

【2月1日】願いは一つ 石川県の安寧を祈る

2月1日、おついたちまいりの午前4時半の一番祈祷に、石川県知事馳浩氏が参拝されました。
石川県内に甚大な被害をもたらした能登半島地震発生から一カ月を迎え、馳知事は御神前にて深々と拝礼、力強くかしわ手を打つ音には「一日も早い復旧・復興」と「石川県民の安全」を願う強い祈りが込められていました。
その後、控室にて宮司と対談し、「被災し、今はふるさとを離れざるを得ない人も必ず能登に戻れるようにする。能登各地の祭りに代表される文化の復興に尽力したい」と語られました。

記念写真(左 馳知事 右 宮司)

【2月3日】邪気を祓い皆に福を

2月3日の節分祭は、午後1時半より年男・年女(豆打式奉仕者)12名並びに氏子崇敬者総代の参列のもと斎行されました。神前には福豆が供えられ、斎主が祝詞を奏上し、神楽「朝日舞」を奉奏し、無病息災を祈りました。
その後、豆打式神事が行われ、宮司が鬼門の方角(北東)に待ち構える赤鬼青鬼に「鬼は外、福は内」と福豆を投げました。
祭典に併せて白山市に集団避難している輪島市の中学生に配る「勝守」もお祓いしました。

参列者に福豆をまく

午後2時より約350名の参列のもと豆まき行事を執り行いました。
年男・年女が笑顔で福豆や菓子をまき、拝殿に現れた赤鬼青鬼に喜ぶ子供もいれば、泣く子供もいたり、楽しい声が響き合う豆まきとなりました。
今年も、金沢市・白山市・野々市の20社の企業・旅館・飲食店・菓子店から景品のご協賛を頂きました。

宮司が鬼門に豆をまく豆打式神事

◎節分祭協賛店御芳名
●(株)芝寿し ●(株)エムアンドケイ 金沢まいもん寿司 ●和田屋 ●森茂 ●ニュー志良山荘 ●レストラン手取川 ●旅館かのや ●獅子吼荘 ●りんどう ●山水苑 ●ひだまり ●さかい ●来人 ●おはぎや ●おもてや ●キッシュハウス・QUI ●シダーハウス ●草庵 ●珈琲KOUBOU ●いそや菓子舗

【2月5日】中学生に「勝守」で勇気を

2月5日、白山市内の県立施設に避難している中学生に健康や学業成就を祈った「勝守」を贈呈しました。
「勝守」には白山神社の分霊社を艦内に祀る海上自衛隊の護衛艦「かが」がデザインされており、護衛艦かがの力強さにあやかり、難局を乗り越えてほしいとの願いが込められています。
また、地元の学校法人鶴来学園橋浦宗一理事長より園児からも中学生に対し支援を行いたいとの相談を受け、神社から絵馬を提供しました。
同日に、園児らが思い思いに書いたメッセージ「わじまがきれいになりますように」「みなさんがんばって」と、子供らしい絵が描かれた絵馬を園児から中学生に手渡ししました。

「勝守」と絵馬