白山比咩神社の出来事をつづる「社頭あれこれ(令和6年1月の出来事)」を掲載しています。

社頭あれこれ

社頭あれこれ(令和6年1月の出来事)

【1月1日〜4日】忘れることが出来ない初詣に

天候に恵まれ穏やかな令和6年のお正月は、境内に流れるうららかな「春の海」の曲のなか、たくさんの家族連れの笑顔が見られました。
初詣三ヶ日は、3年続いたコロナ感染症対策は、個人個人の対応となり、神社拝殿内の入場制限は設けず、おみくじ掛けや筒状の開運おみくじを復活するなど、元来の初詣の様子に戻りました。

地震前の15時頃の参拝者の列

元日より能登半島地震から未だ続く世界の紛争など何かと先が見通せない世の中ではありますが、家族や友人などと共に期待を胸に「世界の平和」「家族の幸せ」などを祈りました。

地震前の15時頃のおみくじ所付近の様子

4日以降は国会議員をはじめ官公衙・会社・事業所関係の方々が多く参拝され「日本の平和と繁栄・安寧・生せいぎょう業繁栄・商売繁盛」を願っていました。
各企業の社長様(代表)は甲辰にあやかり昇り龍の如く「社運の隆昌・従業員の安全」を強く願っていました。

【1月15日】感謝への祈り 復興への祈り

小正月の15日、左義長祭と能登半島地震復興祈願祭が斎行されました。
祭典では、どんど焼きに使用する忌火を火鑽り轆ろ くろ 轤で熾し、祝詞では、皆の無病息災や子供たちの学業成就、書道の上達、そして地震の収束と能登地方の一日も早い復興を祈りました。
北参道駐車場には、お札・お守り・正月飾り・破魔矢などで積み上げた高さ8メートルの「どんど」が設置され、地元の鶴来中、北辰中の生徒12名が松明を手に点火しました。
燃え上がる炎に手を合わせ、年神様への感謝とともに被災地や家族の安寧、一年の健康を願いました。

燃え上がる「どんど」

【1月20日】大寒禊厳行 清らかな水で禊

1月20日大寒の日に、恒例の「大寒禊」が厳行されました。
当日は神職と一般参加者の男女21名が午前7時より、舟を漕ぐ動作の鳥船などを行った後、霊峰白山の伏流水に身を浸し、心ひとつに大祓詞を奏上し、無病息災を祈りました。

大祓詞奏上

参加者には、禊前に能登復興へのメッセージを白い布にそれぞれ書いてもらい、「忍耐」「能登の強い絆」「がんばれ能登」「復興への祈り」の言葉を鉢巻きに挟み、強い気持ちで禊に望みました。
私達の心は常に能登と共にあります。これからも被災した方々に寄り添い、一日も早い復興を祈ります。

祈りのメッセージ

初詣奉献

新年を迎えるにあたり、大神様に神恩感謝のまごころを捧げ、生業繁栄・醸造満足を祈り、多数の菓子・酒・清涼飲料水・醤油・味噌・漬物・海産物などのご奉献を賜りました。
また、初詣の御社頭を飾る提灯は氏子崇敬者各位の御奉納によるものです。

献灯の様子