白山比咩神社の出来事をつづる「社頭あれこれ(令和5年3月の出来事)」を掲載しています。

社頭あれこれ

社頭あれこれ(令和5年3月の出来事)

【3月3日】豊年講春季大祭斎行

3月3日、豊年使として手取川七ヶ用水土地改良区理事長本屋彌壽夫氏のご参向を賜り、また手取川七ヶ用水・手取川宮竹用水両土地改良区の役員をはじめ、各農協関係者、世話人永年勤続表彰者らのご参列を頂き、豊年講春季大祭が斎行されました。
祭典では、宮司の祝詞奏上、豊年使の祭文の奏上に続いて舞女による「浦安の舞」が奉奏され、白山の恵みに感謝し、今年の豊作や農作業の安全を祈りました。
昨年8月3日に発生した豪雨災害を教訓とし、田んぼや畑の用水路の点検や家屋に被害が及ぼさないような対策も予め考えておくことも大切であります。

浦安の舞 奉奏

【3月11日】与川神楽保存会「獅子舞」奉納

3月11日、長野県木曽郡南木曽町読書与川鎮座の白山神社に伝わる獅子舞を境内にて披露して頂きました。
寛政9年(1797)与川の山に木材の伐採に来た加賀白山の林長十郎という人が白山神社に獅子舞を奉納したのが始まりと伝えられ、この獅子は珍しく雌獅子であります。踊り手は女装し、狂言一人・笛・太鼓数名で構成され、春秋の祭やお正月に家々を廻り悪魔祓いと農作・家内安全を祈願する獅子舞であります。
獅子舞が舞われると、境内が春らしいお祭りの雰囲気となり、参拝者らも足を止め、お祭り気分を十分に楽しんで頂いたように思います。

与川神楽保存会による獅子舞

【3月11日】復興への祈り冷水で「禊」

東日本大震災から12年となった3月11日に、当社の氏子青年会と能登町の酒垂神社の氏子青年会で構成される石川県氏子青年連合会の会員21名が禊を行い、復興に向けて、思いを新たにしました。

参拝の様子

今回の禊は、石川県神社庁主催として連合会の研修の一環で開催されました。
参加された方より「1日も早く完全な復興が成し遂げられよう祈り、今後も地域を越えて力を合わせたい」と力強い決意をいただきました。

禊場にて鳥船行事

【3月21日】鎮火祭(ほしずめのみまつり)斎行

3月21日春分の日、防火防災を祈願する祭典として消防署関係者をはじめ氏子自警団参列のもと鎮火祭が斎行されました。
祭典では、大太鼓の音を先導に宮司以下神職・参列者が大祓詞を奏上する中、火柱が立つほどの護摩木が焚かれ、古式に則り鎮火の儀が奉仕されました。
祝詞の中で四種(よぐさ)を用いて荒ぶる火の神を鎮めるとあり、その四種とは「水」・「瓢(ひさご)(ひょうたん)」・「埴山姫(はにやまひめ)(土)」・「川菜(水藻やせりなど)」とされています。
祭典の後、白山比咩神社・三宮町自警団による出初式が行われ町内の消火栓点検、放水訓練を行い、防火への決意を新たに致しました。

鎮火の儀