社頭あれこれ(令和4年10月の出来事)
【10月16日・17日】稲の稔りに感謝 抜穂祭・神嘗奉祝祭斎行
10月16日午前11時より氏子白山町内の奉耕田にて抜穂祭を斎行しました。
今年も御田植祭(5月)から太陽のあたたかい日差しを受け、時には厳しい雨風にも負けず、秋には立派なイセヒカリの稲穂へと成長しました。
当日は桧笠を被った早乙女ら(小学生5名)が、たわわに稔った稲穂の一株一株を感謝を込めて刈り取りました。
奉仕の早乙女らは「普段着ない服装で、神様にお供えするお米を刈り取ることが出来て、これからご飯を食べるときは、感謝して食べたい」と話していました。
翌17日午前10時より神嘗奉祝祭が厳粛に斎行されました。
伊勢の地では、天照大御神に新穀をお供えし、秋の恵みに感謝を捧げる神嘗祭が斎行されました。
当社のイセヒカリの稲穂も「懸税(かけちから)」として予め奉納致しました。
【10月18日】霊峰白山のつどい 3年ぶりに開催
10月18日、全国の白山神社の宮司様並びにご関係の方々のご出席を頂き、全国白山神社大会「第13回霊峰白山のつどい」が開催されました。
まず当社にて正式参拝・境内散策の後、講演・懇親会会場のホテル日航金沢に移動致しました。
講演は、皇學館大学名誉教授白山(しらやま) 芳太郎先生をお招きし「神社の成立と展開」と題してお話を頂きました。
先生のお名前からわかりますように、ご先祖から「白山」と縁があり、この地で講演出来ますこと大変に光栄とされておられました。
講演では、日本人が独自の暮らしを始めた1〜2万年前まで遡って日本の文化の発生過程を考察し、神とは、やしろとは、まつりの形、屋代の流れなどを分かりやすく解説して頂きました。
懇親会では、万全な感染症対策を施し、会食を楽しみながら懇親を深めました。
【10月23日・24日】豊年講秋季大祭斎行
加賀平野一帯にお住まいの方々を講員として組織される豊年講大祭が10月23日・24日に亘り厳粛に斎行されました。
8月初旬の大雨により加賀地域では、川の氾濫や土砂崩れによって各地の田畑にも被害をもたらし、秋の刈り取りに影響を与えました。
祭典では、豊年使が「霊峰白山からの水の恵みに感謝を捧げ、益々の御加護を戴けるよう」祭文を奏上し、参列の皆様と共に祈りを捧げました。
【10月28日】令和5年の神宮大麻・暦頒布始まる
10月28日、石川県神社庁石川支部(白山市・野々市)の神職・総代約60名が参列して「神宮大麻・暦頒布始祭」が斎行されました。
祭典では支部長畠正寿氏、石川県神社総代協議会会長濱上泰三氏が玉串が捧げて拝礼し、続いて斎主より支部長へ神宮大麻・暦が授けられました。
令和4年は伊勢の神宮のお神札「神宮大麻」が明治5年より全国のご家庭にお頒ちされるようになってから150周年の節目の年でありました。
日本人の暮らしの中に生き続けている神棚まつりという伝統文化を、これから先も、日本人の総氏神さまと称される神宮の「神宮大麻」と地域の守り神である氏神さま・白山さんの御札をお祀りして家内の安全を祈りましょう。