社頭あれこれ(令和4年9月の出来事)
【9月8日】加賀一ノ宮敬神婦人会 9月総会開催
9月8日、加賀一ノ宮敬神婦人会では、神谷ますみ会長以下会員約30名参加のもと午後1時に9月総会奉告祭を斎行、引き続き遊神の間で総会と講演会が開催されました。
講演では、国連環境開発会議・リオサミットに参加され、環境倫理学などを専門とする北陸大学講師鶫謙一氏に「麻と古事記の話」と題して講演を頂きました。
「麻はあらゆる気候や土壌に適応する生命力にあふれたスーパー植物である。自然を敬い、生きとし生けるものに神が宿る日本人の自然観は地球と共生する根本思想である」と述べられました。
【9月10日】仲秋の名月 世界の平和を祈る
9月10日は、旧暦の8月15日「仲秋の名月」「十五夜」で、当日は美しい光を放った綺麗な満月の下「仲秋の祈り〜世界の平和を願う〜」を行いました。
古くから「仲秋の名月」に、月を愛でながら五穀豊穣や生業繁栄をお祈りする大切な日でもありますが、今年は「月々に月見る月は多けれど月見る月はこの月の月」の歌を思い起こし、ロシアによるウクライナ侵攻の終結やコロナが早く収束して世界の人々が皆、心安らかに月を愛でる日が来ることを心から祈りました。
昨年は、コロナ禍のため神社関係者のみで開催した行事でしたが、今年は一般の方々にも足を運んで頂けるよう受入を行い、当日は約200名の参列を頂きました。
向拝前庭にススキと月見団子をお供えし、両サイドには、ウクライナの国旗の色を表し、空の青色、畑に広がる黄金色の小麦の黄色をライトアップしました。
第1部に金沢工業大学吹奏楽部の10名のメンバーによるミニコンサートが開かれ、ウクライナ民謡「月の歌」をはじめ4曲が披露され、会場の皆様の心をひとつにしました。
第2部は、ウクライナでの悲惨な戦争で被害に遭われた方々やコロナウイルスにより罹患された方々の平癒を願い、黙祷・鎮魂そして世界の平和を願う神職の「朝日舞」、舞女の「浦安の舞」を奉納しました。
この行事に併せて第3部として初めて禊場(みそぎ)を3色のLEDペットボタルでイルミネーションを行いました。
イルミネーションには、月の黄色、水の青色、緑の植物を表し、私たち人間は、大きな自然の中に、動物、植物、すべての命あるものは、白山の大神さまの恩恵により生かされて生きていることを表しました。
また、禊場の御池の中に浮かべることが出来るLEDキャンドルを200個準備したところ、多くの方に好評を得て、願いを託されたキャンドルがイルミネーションの明かりと共に幻想的な空間を演出しました。
【9月27日】故安倍晋三元総理追悼遙拝式を斎行
9月27日、安倍元総理の国葬に合わせ、午後2時から当社白山講記念会館を会場に遙拝式が斎行され、参列された氏子崇敬者総代らが献花をして追悼致しました。
また、午後2時半から同3時半まで一般の参拝者にも開放し献花を受け付けました。
茲に謹んで哀悼の意を表します。