白山比咩神社の出来事をつづる「社頭あれこれ(令和3年11月の出来事)」を掲載しています。

社頭あれこれ

社頭あれこれ(令和3年11月の出来事)

【11月3日】明治天皇の遺徳に感謝明治祭斎行

11月3日午前10時より「明治祭」が斎行されました。
祭典では、ご神前にご皇室ゆかりの「菊花」をお供えし、神楽「悠久の舞」が奉奏され、皇室の弥栄と国運隆昌、国民の安泰を祈りました。
11月3日は明治天皇の誕生日であり、在位中は天長節(御誕生日を祝う日)として祭日でありました。
戦前は、明治節として近代日本の礎を築かれた功績を偲び、祝祭日に制定されました。
現在は「自由と平和を愛し、文化を進める」ことを趣旨とする国民の祝日「文化の日」であります。

神楽「悠久の舞」奉奏

【11月13日】氏子あしめる会清掃奉仕

あしめる会は、氏子青年会退会後、OB組織として、常日頃白山さんへの感謝の気持ちをこめてさらなる奉仕活動を行って頂いております。11月13日には早朝寒さ厳しい中で、御本殿御垣内や白光苑内の落ち葉を丁寧に掃き清めるなど、多岐にわたってご奉仕頂いております。

御本殿御垣内清掃

【11月20・21日】白山の山の幸・海の幸集う「どんじゃら市」大盛況

11月20日・21日の二日間、白山市観光連盟主催の「うらら白山人秋祭 どんじゃら市×白山手取川ジオパーク」が、当社北参道駐車場を会場に開催されました。
昨年はコロナ禍の影響で残念ながら中止となりましたが、今年は感染防止対策を徹底し、2年ぶりの開催となりました。
両日とも天候に恵まれ、七五三詣の子供連れの参拝者やどんじゃら市を楽しみにしていた方々で、大変賑わいました。
会場には、白山市内から美味しい食べ物や甘味処、小物商品や園芸品などの20店舗が出店し、白山米粉の唐揚げ、イワナの塩焼き、ほうらい寿司などの全ての商品は個包装にして持ち帰るテイクアウト形式で行われました。

どんじゃら市

また、白山手取川ジオパークとのコラボ企画!「白山手取川ジオパークを遊ぼう!おもしろ体験ジオトリックアート」などのイベントも開催され、大きな恐竜アートに興奮しながらも色々なポーズで撮影していました。
全国的にも感染者数が減少し、石川県内の感染者、入院患者数もゼロという日もあり、少し心が緩みがちになりますが、このようなイベントを続けていくためには基本的なマスク着用、検温、消毒などをしっかり行うことが大切であります。

白山手取川ジオパークブース

【11月23日】五穀豊穣を祝う「新嘗祭」斎行

11月23日、献幣使として白山町町会長多賀正克氏、同随員白山町青年会会長表伸次氏のご参向を仰ぎ、氏子崇敬者をはじめ関係者30余名の参列のもと、秋の収穫に感謝する新嘗祭を斎行しました。
祭典では、当社奉耕田にて収穫されたイセヒカリの稲穂をはじめ荒稲(玄米)・和稲(白米)・麦・粟・黍・小豆の五穀をご神前にお供えしました。新嘗祭は、天皇が国家と国民の安寧と繁栄のため、神々に祈願する「宮中祭祀」のひとつであり、収穫した五穀を天と地の神々にお供えし、天皇自らも新穀を召し上がることによりお米の魂を戴き、その年の収穫を感謝するお祭りです。
近年、食品の大量廃棄やフードロスなどが問題になる中で、日本古来の伝統的なお祭りを通して、食に感謝と敬意を持つように心がけていきましょう。

神楽「浦安の舞」奉奏