社頭あれこれ(令和3年10月の出来事)
【10月7日】月次詣特別崇敬者並びに加賀一ノ宮敬神婦人会 文化の秋「特別講演会」開催
10月7日、加賀一ノ宮敬神婦人会神谷ますみ会長以下会員22名参加のもと午後1時に秋季総会奉告祭を斎行、引き続き遊神の間で秋季総会、その後、月次詣特別崇敬者(月参り)の方々も参加しての特別講演会が開催されました。
コロナ禍で開催が心配されましたが、9月30日の緊急事態宣言、まん延防止等重点措置の解除に伴い、換気・消毒等の対策を徹底した上で、開催することができました。
講演では、金沢まいもん寿司などを経営し、世界に日本の食文化を伝えている(株)エムアンドケイ代表取締役木下孝治氏に、「起業家としての夢と使命」と題して講演を頂きました。
先生は、夢の実現の為に一級建築士として建築業から始まり、その後外食産業を展開する会社を立ち上げ、百年続く会社を目指しています。そして「守しゅ」(基本)「破は」(応用)「離り」(独自性)の言葉を軸に、学びの場の研修会や競争しあう環境づくり、人材教育、社員教育にも力を入れています。
最後に建築者として国づくり町づくりといった地方再生にも尽力していきたいと締めくくられました。
【10月17日】秋の恵みに感謝神嘗奉祝祭・抜穂祭斎行
10月17日午前10時より神嘗奉祝祭が厳粛に斎行されました。
神嘗祭とは、伊勢の神宮でその年に収穫された新穀を最初に天照大御神に捧げて御恵みに感謝するお祭りです。全国の神社では、その神嘗祭を奉祝する祭典が行われました。
また同日午後2時より氏子白山町内の奉耕田にて抜穂祭を斎行しました。
平成13年より伊勢の神宮の神田で発見された「イセヒカリ」を下賜頂き、毎年大切に育てています。
当日は地元の小学生5名に早乙女として奉仕を戴き、田長の掛け声にあわせて、一株一株を心を込めて刈り取りました。
5月の御田植祭にも奉仕して戴いた早乙女らは「春にイセヒカリの苗を植えて、美味しく育ちますようにと願い、秋にとっても沢山の稲穂が実った一株の重さを感じ、嬉しく思いました」と、笑顔がこぼれていました。
調整された稲穂は、新嘗祭の御神前にお供えします。また伊勢の神宮へは「懸税(かけちから)」として予め奉納いたしました。
【10月23日・24日】豊年講秋季大祭斎行
昭和29年11月23日に豊年講秋季大祭が斎行されてより、本年で68回目となる歴史ある講社大祭であります。
時代と共に、加賀平野一帯の農家世帯が減少傾向にありますが、霊峰白山の豊かな恵みに感謝する講員の皆様によりこの大祭が厳粛に斎行されております。
23日は手取川七ヶ用水土地改良区理事長本屋彌壽夫氏、24日は手取川宮竹用水土地改良区理事長善田晋作氏がそれぞれ豊年使として祭文を奏上し、霊峰白山の水の恩恵と大神様への感謝の誠を捧げ、益々のご加護をお祈りしました。
【10月28日】新しい年の神宮大麻・暦頒布始まる
10月28日石川県神社庁石川支部(白山市・野々市市)の神職・総代約50名が参列のもと、「神宮大麻・暦頒布始祭」が斎行されました。 祭典では、支部長藤基辰正氏、石川神社総代協議会会長濱上泰三氏が玉串を捧げて拝礼し、続いて斎主より支部長へ神宮大麻・暦が授けられました。
この神宮大麻・暦は、9月17日に伊勢の神宮において大麻暦頒布始祭が執り行われ、神社本庁、各都道府県の神社庁を通じて年末までに全国崇敬者の方々へ頒布されました。新年には各家庭の神棚に神宮大麻と氏神様・白山さんの御札をお祀りして家内の安全をお祈りしましょう。