社頭あれこれ(令和3年9月の出来事)
【9月21日】月の神様にコロナ退散への「仲秋の祈り」
9月21日は、旧暦の8月15日「仲秋の名月」「十五夜」で、今年は8年ぶりに綺麗な丸い「満月」となりました。
国立天文台によると、月は楕円(だえん)軌道で回り、実際に月が新月から満月になるまでの期間は一定ではないため、必ずしも十五夜に満月になるというわけではないそうです。
夜空には明るい光を放った満月の下、当社では、午後8時から境内にて、疫病退散と世界平和を願う「仲秋の祈り」を初めて開催しました。
この祭事には、氏子崇敬者総代会、敬神婦人会、青年会OBあしめる会、氏子青年会ら約50人が参列しました。
向拝前庭に、ススキと月見団子をお供えし、まず第一部に新型コロナウイルス感染症の終息と世界の平和を願う「大祓詞」を、太鼓の調子にあわせて神職・参列者ら一同が声をあわせて奏上しました。
第二部は、神職による「朝日舞(三人舞)」、舞女による「悠久の舞(四人舞)」、「浦安の舞(二人舞)」が奉納されました。
第三部では、月明かりの鎮魂(たましずめ)と題し、参列者に水を入れたコップの中に浮かべたろうそくの火を配布し、月明かりの光で包まれた境内で、ろうそくの火を3分間見つめ、月や自然に感謝しながら静かに祈りを捧げました。
冒頭の宮司挨拶では、「コロナ禍の一日も早い終息と、世のため人のために身も心も尽くしている(滅私奉公)方々に感謝の真心をささげたい」と述べました。