社頭あれこれ(令和2年5月の出来事)
【5月6日】令和の例大祭 厳粛に斎行
5月6日、神社本庁献幣使として石川県神社庁庁長北村嘉章氏をお迎えし、例大祭が厳粛に斎行されました。
本年は新型コロナウイルスによる疫病感染拡大を防ぐため責任役員5名のみのご参列を頂きました。
祭典では、特殊神饌「梅枝餅」をはじめ「口形餅・舌形餅・寄餅」が供えられ、神社本庁よりの幣帛を奉献、献幣使による祭文奏上、神楽は「浦安の舞」を奉奏しました。
また、午後から夕御饌祭が斎行され、この祭典では特殊神饌「菱形餅」が供えられました。
【5月19日】御田植祭斎行
5月19日に、奉耕田にて御田植祭が斎行されました。
平成13年に、伊勢神宮からイセヒカリの籾種を拝戴して始められたお祭です。
本年は新型コロナウイルスの感染防止の為、少人数での奉仕となりましたが、地元の朝日小学校の児童3名に特別にお願いして早乙女としてご奉仕を頂きました。
御田植の儀では、田長の大宮啓文氏の掛け声により、イセヒカリの苗を空高く掲げ、太鼓の合図で心を込めて丁寧に植えました。
「イセヒカリ」について
御田植祭で植えられた苗は「イセヒカリ」という品種です。平成元年に三重県を2度の台風が襲い、伊勢の神宮の御田で育てられていたコシヒカリの稲穂は全て倒れてしまいました。そんな中、2株だけ台風に耐え直立を保った稲がありました。それがコシヒカリとは異なる新しい品種であり、神宮に因んで「イセヒカリ」と名付けられ、以後神宮における神饌米として用いられるようになりました。
当社では平成13年に神宮よりイセヒカリの籾種を拝受し、育苗後、御田植祭の苗として使用しております。