社頭あれこれ(令和元年10月の出来事)
【10月20日】抜穂祭斎行
10月20日、白山町地内にある当社奉耕田において午前11時より抜穂祭が斎行されました。
黄金色に染まったイセヒカリの稲穂は令和の新しい時代を奉祝するがごとくに立派に実り、秋風に揺られ、一面に稲の香りが漂いました。
田長の掛け声に合わせて21名の早乙女が忌鎌で見事なイセヒカリの稲穂を真剣な表情で心を込めて丁寧に刈り取りました。そして、稲穂を持った早乙女からは笑顔がこぼれ、秋の豊かな恵みを体験を通して感じた様子でした。
調整された稲穂は11月14日の大嘗祭当日祭にてお供えされる他、伊勢の神宮に「懸税(かけちから)」として奉納しました。
【10月22日】即位礼当日祭斎行
10月22日、天皇陛下が御即位遊ばされましたことを全国の国民や諸外国に対して宣明される「即位礼正殿の儀」が宮中にて執り行われました。
当社では、午前10時から即位礼当日祭を中祭にて厳粛に斎行しました。
宮司が祝詞を奏上し、神楽「浦安の舞」を奉奏しました。ご参列の氏子崇敬者の皆様と御即位を共々に奉祝し、令和の御代の弥栄を御祈念申し上げました。
【10月23日・24日】豊年講秋季大祭
昭和29年11月23日に豊年講秋季大祭が斎行されてより、本年で66回目となる歴史ある講社大祭であります。
時代と共に、加賀平野一帯の農家世帯が減少傾向にありますが、白山の豊かな恵みに感謝する講員の皆様によりこの大祭が厳粛に斎行されております。
23日は手取川七ヶ用水土地改良区理事長本屋彌壽夫氏、24日は手取川宮竹用水土地改良区理事長善田晋作氏がそれぞれ豊年使として祭文を奏上し、霊峰白山の水の恩恵と大神様への感謝の誠を捧げ、益々のご加護をお祈りしました。
【10月28日】神宮大麻・暦頒布始祭斎行
10月28日午後1時半より参集殿にて石川県神社庁石川支部(白山市・野々市市)の神職・総代約120名が参列のもと斎行されました。
祭典では、石川県神社庁石川支部支部長藤基辰正氏、石川神社総代協議会会長濱上泰三氏が玉串を捧げて拝礼し、続いてご神前の神宮大麻・暦が斎主より支部長に授けられました。
祭典終了後、遊神の間に会場を移し、上出長右衛門窯5代目当主上出雅彦氏による記念講演「英霊に導かれて」と題して講話を頂きました。
【10月20・26・27・31日】禊体験の関心高く
10月20・26・27・31日に禊体験を実施し、多くの方に参加頂きました。
現在、白山市観光連盟は国土交通省北陸信越運輸局観光地域振興課と連携し、訪日外国人向けのコンテンツ及び周遊型旅行商品の造成に向けて動き出しており、さらに禊への関心が高まることに期待しているところです。
参加の方々からは、白山の伏流水を使用しての禊で心身を清め、普段何気なく当たり前のように使用している「水」への考え方や感謝のこころを学ぶことが出来、改めて豊かな水への恩恵を心と体で感じることが出来ましたとの言葉も頂きました。