社頭あれこれ(令和元年6月の出来事)
【6月2日】心がやすらぐ神社カフェ「しらやまさん」
6月2日、白山講記念会館・斎館内にて恒例の「神社カフェしらやまさん」を開催しました。
会館内では、池内商店IIが白山霊水で入れた「白山きりまんじゃろコーヒー」や白山麓の菓子や健康茶などの特産品も販売し、また西山産業開発(株)に協力頂き、白山の麓で独自の方法で紡がれた「牛首紬」の着物や反物、小物約100点を展示して頂きました。
斎館玄関前の物産市では、JA白山大神支店による新鮮な野菜やポン菓子、カキ氷などの販売、また38ダイニングでは濃厚な甘さがおいしいチョコジュースを販売しました。
【6月4日】プロスキーヤーの三浦豪太氏参拝
6月4日、山岳ガイドの乾靖氏の案内で、三浦豪太氏一行4名が参拝されました。
三浦氏は、冒険家の父三浦雄一郎氏のご子息で、かつて五輪2大会連続フリースタイルスキーモーグルの日本代表でもあります。
10年前に一度白山へ登ったことがありますが、スキーで滑ったことがないということで、前日の3日に白山に登り、標高2600メートル付近から約500メートル滑ることができ、「私の夢が叶いました」と笑顔で話されていました。
【6月8日】御贄講(みにえこう)大祭斎行
6月8日、午前11時より石川県漁業協同組合加賀支所支所運営委員湯谷誠氏を献幣使としてお迎えし、県内各地の漁業関係者約110名参列のもと盛大に執り行われました。
御神前には、能登から加賀までの支所から17匹の大鯛やワカメ等の海産物が供えられ、宮司が大漁満足・海上安全を祈願する祝詞を奏上しました。
また、この大祭にのみ奉奏される「大漁神楽」は、全国的にも珍しい神楽であります。
【6月11日・15日】献茶祭斎行
第33回献茶祭が6月11日、茶道裏千家今日庵家元坐忘斎千宗室宗匠をお迎えし、裏千家淡交会関係者約250名参列のもとに厳かに斎行されました。
家元による献茶の儀では、濃茶・薄茶二碗が心を込めて謹点され、御神前にお供えされました。
祭典後は、白山講記念会館において協賛席や展観席、また遊神の間・参集殿には立礼席・拝服席が設けられ、参列者に呈しました。
第34回献茶祭は、同月15日に、武者小路千家御家元不徹斎千宗守宗匠をお迎えし、官休庵の関係者約160名の参列のもと厳粛に斎行されました。
官休庵での献茶祭は、昭和37年5月5日以来57年ぶりとなりました。
家元による献茶の儀のご奉仕があり、祭典後は、白山講記念会館に協賛席、遊神の間に立礼席が設けられました。
両日とも参列者は大神様の御神徳への感謝と茶道の益々の発展を祈念しました。
なお境内は終日和服姿の門人たちで賑わい、優雅なお茶の香りに包まれました。
【6月30日】古来から続く祓いの儀 夏越大祓斎行
6月30日、前日からの不安定な天候の中でしたが、約550名の参列を頂き、参集殿内にて夏越大祓が厳粛に斎行されました。大祓は、日々の生活の中で「穢れ(枯れてきた気)」を元に戻し、また知らず知らずに犯してしまった「罪(過ち)」を祓う古来から続く大切な神事です。
祭典では、切麻・人形で身についた穢れを祓い、古式に則り、祓物(絹・木綿)を八針に執り裂きました。 祓いの儀の後、境内に設置の「茅の輪」に移動し、宮司の先導により「白山の夏越の祓する人は千歳のよわい延ぶというなり」を復唱し、萱舟を先頭に神職・舞女・参拝者が一列になりくぐりました。 当社の茅の輪は、前日にあしめる会(氏子青年会OB)の会員により毎年調製されています。