社頭あれこれ(平成30年6月の出来事)
【6月9日】御贄講(みにえこう)大祭斎行
6月9日、午前11時より石川県漁業協同組合金沢支所支所副運営委員長大杉英夫氏を献幣使としてお迎えし、県内各地の漁業関係者約100名の参列のもと盛大に執り行われました。
御贄祭は、長和5年(1016)に、加賀の七湊から御贄の献進があったことを起源とする古い祭であります。
祭典では、大鯛やワカメなどの海の幸が、横山の如く神前にお供えされ、宮司が大漁満足・海上安全を祈願する祝詞を奏上し、続いて献幣使の祭文奏上、舞女による「大漁神楽」が奉奏されました。
恒例により県漁連美川支所有志により祝い唄「御酒(ごんしゅう)」が奉納されました。
【6月18日】古遷座祭・敬老祭斎行
古遷座祭は716年に元正天皇の詔によって安久涛の森(現在古宮公園)にご遷座の時以来、この日を遷座記念日の祭日としました。
戦後は「古きを偲ぶ」という趣旨から、一ノ宮地区の氏子の長寿者をお招きして敬老祭を併せて斎行しています。
【6月30日】半年の穢れを祓う夏越大祓斎行
6月30日、澄み渡る爽やかな天候の中、約500名の参列を頂き、夏越大祓が厳粛に斎行されました。 大祓は、半年の罪や穢れを祓い、次の半年を常に清らかな気持ちで健康に過ごすための大切な行事です。 大祓は、古式に則り、祓物(はらへつもの)(絹・木綿)を八針に執り裂き、切麻・人形で身についた穢れを祓いました。
その後、宮司の先導により「白山(しらやま)の夏越の祓する人は千歳のよわい延ぶというなり」を復唱し、萱舟を先頭に「茅の輪くぐり」を行いました。 当社の茅の輪は、前日にあしめる会(氏子青年会OB)の会員により調製されたものであります。