白山比咩神社の出来事をつづる「社頭あれこれ(平成28年9月の出来事)」を掲載しています。

社頭あれこれ

社頭あれこれ(平成28年9月の出来事)

【9月8日】全国白山神社大会 第9回霊峰白山のつどい開催

9月8日に、恒例の第9回霊峰白山の集いが開催されました。 今回は全国から61名の白山神社宮司並びに総代関係者が参加され、当社での正式参拝では三馬場の宮司が揃って玉串を捧げ拝礼を致しました。
会場をホテル日航金沢に移しての記念講演では、(一社)白山市観光連盟理事長村山圓八さんに「白山〜水を頂き、生かされて生きる〜」と題してご講演を賜りました。 村山さんは、創業以来270年あまりも続く老舗の和菓子屋「株式会社圓八」の代表取締役社長を務められ、霊峰白山からの豊かな水の恵みにより、和菓子造りの職人として長年携われることへの感謝の思いや、圓八の代名詞である「あんころ餅誕生の昔話」さらには、来年に迎える白山開山1300年にむけて白山市の取り組みなどのお話を頂きました。
また、今回の大会には、特別来賓として、岩手県出身のシンセサイザー奏者「姫神」の星吉紀さんにもご出席頂きました。 姫神の星さんには、以前より平成29年白山開山1300年の奉祝テーマ曲の製作をお願い申し上げており、本年9月に完成致しましたので、この度の席上にてメインテーマ曲「白嶺天照(はくれいてんしょう)」をご披露させて頂き、会場は、泰澄(たいちよう)が1300年前、白山の山頂部で祈られた白山の恵みへの感謝と万民安寧の祈りの情景が浮かぶような幻想的な雰囲気に包まれました。

村山圓八さん記念講演

そして、翌9日には希望者による石川県小松市の白山信仰の地「那谷寺」を参詣するツアーを実施しました。那谷寺も来年は開創千三百年の佳節を迎えます。木崎住職様より那谷寺の歴史から来年予定されている様々な諸行事を、丁寧にご説明頂き、参加者一同那谷寺の奥深さに驚くばかりでありました。

那谷寺参詣

来年は、いよいよ白山開山1300年の佳節の年であります。
この「霊峰白山のつどい」の大会もちょうど節目の第10回大会を迎えます。次回は平成29年の大祭日2日目の8月10日(木)に開催予定でありますので、全国白山神社の宮司様をはじめ総代の方々の沢山のご参加を心よりお待ちしております。

【9月15日】加賀一ノ宮敬神婦人会 9月総会開催

9月15日、神谷ますみ会長以下会員約41名参加のもと、午前10時半に奉告祭を執り行い、引き続き遊神の間で総会、講演会が開催されました。
講演会には、西日本旅客鉄道株式会社金沢支社調査役を務めておられます岡田恭幸先生が「新幹線よもやま話」と題して、ご講演を頂きました。 先生は、長年に亘り地域住民の安全安心を守る警察官として奉職され平成20年には鶴来警察署署長、平成27年に石川県警察刑事部長としてご活躍されました。
講演では、普段聴くことが出来ない新幹線の開業から現在に至るまでの様子や北陸新幹線のビデオを上映して頂き、終始会場は和やかな雰囲気で講演会を進めて頂きました。

岡田恭幸先生講演会

【9月22日】白山開山1300年記念「書額 霊峰白山」奉納

9月22日に、白山市在住の墨アーティストの小泉景鶴さんより来年の白山開山1300年を記念して、心をこめた「書額 霊峰白山」一額を奉納して頂きました。
書き出しには「霊峰の頂きに爽として風立ち」とあるように、白山の風景や自然の恵みへの感謝を込めた内容となっています。 また小泉さんは、当社が作製致しました白山開山1300年啓発ポスターの文字を揮毫された方でもあります。

記念写真

【9月25日】秋の禊研修会開催

9月25日に秋の禊研修会が開催され、県内外から17名の参加者が受講しました。
正式参拝の後、禊で行う鳥舟行事や大祓詞の指導を受け、男性は褌姿、女性は白衣姿にて禊を行いました。
当日は、秋の季節とは程遠い、気温が平年より高く蒸し暑い中、参加者一同心一つにして、身を清めました。
今回、鹿児島県から参加されました女性の方から「白山さんの禊にずっと前から参加したくて、ようやく体験することができました。心がすごく爽やかになりました」と大変嬉しい声も頂きました。

大祓詞奏上