
社頭あれこれ(平成27年9月の出来事)
【9月9日】第31回献茶祭斎行
9月9日、茶道裏千家家元坐忘斎千宗室宗匠をお迎えし、裏千家淡交会関係者約300余名参列のもとに盛大に斎行されました。 祭典では、宮司の祝詞奏上に続いて家元による「献茶の儀」が奉仕され、参列者は家元の一つ一つのお点前を真剣な面持ちで見つめていました。
御神前には濃茶・薄茶の二碗がお供えされ、参列者は大神様への御神徳に感謝と茶道の益々の発展を祈っておりました。 祭典後は神社各所において協賛席、拝服席などのお茶席が設けられ、境内は終日和服姿の同門の人たちで賑わい、優雅なお茶の香りに包まれました。
【9月10日】第8回霊峰白山のつどい開催
9月10日に全国の白山神社にご案内を申し上げ、恒例の「第8回霊峰白山の集い」が開催されました。
今回は全国から51名の白山神社宮司並びに総代関係者が参加、当社での正式参拝では三馬場の宮司が揃って玉串を捧げ拝礼を致しました。
会場をホテル日航金沢に移しての記念講演では、北陸大学准教授福江充先生に「白山禅定の歴史と文化〜三禅定をふまえて」と題してご講演を賜りました。
講演では、福江先生が今年3月から5月にかけて高志の国文学館で企画され好評を博した展示「三禅定の旅 立山・白山・富士山」をもとに、お話を頂きました。
宝暦期(1751〜1763)の絵師池大雅著『山岳記行』の史料などをあげ、江戸期には三霊山を巡礼する旅が存在しており、この三山を何十日にもかけて踏破し、道すがらの寺社を巡礼する三禅定の旅が流行していたと語られ、白山を旅する人々の姿やその意味を熱心にお話を頂きました。
翌日には希望者による福井県の越前馬場平泉寺白山神社を参拝するツアーを実施し、越前における白山信仰についての理解を深めました。
【9月24日】水戸明神秋祭り斎行
9月24日、当社の旧鎮座地古宮公園に鎮座する「水戸明神」の秋祭りが斎行され、手取川七ヶ用水土地改良区理事長本屋彌壽夫氏をはじめ、用水関係者が参列され、今年は、台風による被害や春に発生した手取川の濁り水で農作物への被害が心配されましたが、共々に豊かな実りの秋を迎えられたことに対し感謝の誠を捧げました。
【9月25日】加賀一ノ宮敬神婦人会 9月総会開催
9月25日、神谷ますみ会長以下会員約50名参加のもと、午前10時半に奉告祭を執り行い、引き続き遊神の間で総会後、講演会が開催されました。
講演会には、鶴来中学校をはじめ白山市内の各中学校の校長やヒューストン日本語補習校の校長を歴任された中島満先生が「キャリア教育の現状と課題」と題して、お話をして頂きました。
先生は、昭和60年初めより中学校において進路指導の一環として職場体験学習をいち早く取り入れられ、現在ではこれが、全国の95%の中学校で実施されています。「わく・ワーク」の先駆けを作られた第一人者です。
講演では、永年に亘り教育現場に立ち、生徒と真剣に向き合い指導してきた経過や個性を伸ばす為の今の教育について、また家庭教育の重要性など丁寧にお話をして頂きました。
【9月27日】秋の禊研修会開催
9月27日、秋の禊研修会が開催され、県内外から11名が受講しました。
正式参拝の後、禊で行う「鳥舟行事や大祓詞」の指導を受け、男性は褌姿、女性は白衣姿にて禊を行いました。
秋晴れの中、水はやや冷たかったものの、さわやかなお水の力によって身を清め、受講生の中には、「明日から新たな気持ちで何事にも取り組んでいきたい」と強く決意された方もいました。