白山比咩神社の出来事をつづる「社頭あれこれ(平成27年6月の出来事)」を掲載しています。

社頭あれこれ

社頭あれこれ(平成27年6月の出来事)

【6月6日】御神前に大鯛15匹 御贄講(みにえこう)大祭斎行

白山は古来より日本海上における「山だめ」の指標とされ、航海・漁業の守護神と崇められていました。
6月6日、石川県漁業協同組合加賀支所運営委員橋本勝寿氏を献幣使としてお迎えし、県内各地の漁業関係者約120名が参列のもと盛大に執り行われました。
祭典では、大鯛やワカメなどの海の幸が、横山の如く神前にお供えされ、宮司が大漁満足・海上安全を祈願する祝詞を奏上し、舞女による「大漁神楽」が奉奏されました。
引き続き、恒例により県漁連美川支所有志による祝い唄「御酒(ごんしゅう)」が奉納されました。

御贄講大祭での大漁神楽

【6月18日】古遷座祭・敬老祭斎行

古遷座祭は、716年に元正天皇の詔によって安久涛の森(現在 古宮公園)にご遷座の時以来、この日を遷座記念日の祭日としました。 戦後は「古きを偲ぶ」という趣旨から、一ノ宮地区の氏子の長寿者をお招きして敬老祭を併せて斎行しています。
直会では大正琴の演奏や舞踊が披露され、参列者の皆様は楽しいひとときを過ごされておりました。

記念品の贈呈

【6月30日】夏越大祓斎行

当日、午後4時より約400名の参拝者にご参列頂き、夏越大祓が斎行されました。
社頭には「茅の輪」が設けられ、参拝者らは神職とともに常日頃知らず知らずの内に犯し、身に付いた罪・けがれ・災いを「人形・ひとがた」に託して、古歌「白山の 夏越の祓する人は 千歳のよわい 延ぶというなり」を唱え、茅の輪を左・右・左と三度くぐり、大晦日までの半年間を健康で過ごせますようにと祈りを込めてお参り致しました。

「茅の輪」くぐり

【6月30日】白山御安泰安全祈願祭斎行

白山の登拝口である別当出合において、白山御安泰安全祈願祭が斎行されました。
これは、白山の大神様に地震、水害、火山活動等の自然災害がないよう霊峰白山のご安泰を祈願し、併せて今シーズンの登拝の安全と白山の恵みに感謝の祈りを捧げました。

別当出合にて祈願祭斎行