社頭あれこれ(平成26年5月の出来事)
【5月6日】例大祭斎行
5月6日、石川県神社庁庁長加藤治樹氏を献幣使としてお迎えし、また中村健一総代会長を始め、県内外から110余名のご参列を頂き、平成26年の例大祭が盛大に斎行されました。
例大祭は当社の祭典の中でも最大の重儀(重要な祭典)であり、古来4月の午の日と定められていたものを、明治の改暦に合わせて現在の5月6日と定めたものです。
御神前には御饌・神酒を始め、海の幸山の幸の他、菅原道真公が献供されたと伝えられる「梅(うめがえもち)枝糕」を始め、古例を受け継いだ特殊神饌「口型餅・舌型餅・寄餅」がお供えされました。
祭典では宮司の祝詞奏上に続き献幣使の祭文の奏上、舞女4名による「浦安の舞」が奉納され、宮司以下参列者の玉串拝礼では、大神様の御神徳に感謝の真心を捧げると共に、皇室の弥栄、国の隆昌と世界の共存共栄、参列者を始め氏子崇敬者の安寧をお祈りいたしました。
【5月18日】御田植祭斎行
5月18日、奉耕田において御田植祭が斎行されました。
御田植の儀では田長の大宮啓文氏の掛け声に併せて小中学生の早乙女20名が丁寧にイセヒカリの苗を植えていきました。
当日は好天に恵まれ、青空の下多くの方がカメラを構え、早乙女の動きを写真に収めていきました。
「イセヒカリ」について
御田植祭で植えられた苗は「イセヒカリ」という品種です。平成元年に三重県を2度の台風が襲い、伊勢の神宮の御田で育てられていたコシヒカリの稲穂は全て倒れてしまいました。そんな中、2株だけ台風に耐え直立を保った稲がありました。それがコシヒカリとは異なる新しい品種であり、神宮に因んで「イセヒカリ」と名付けられ、以後神宮における神饌米として用いられるようになりました。
当社では平成13年に神宮よりイセヒカリの籾種を拝受し、育苗後、御田植祭の苗として使用しております。
【5月28日】加賀一ノ宮敬神婦人会5月総会 / 第60回 崇敬者のつどい 開催
5月28日に恒例の加賀一ノ宮敬神婦人会5月総会、並びに崇敬者のつどいが開催されました。 記念講演では俳優の常田富士男さんによる「加賀のむかし話の語り」と題して「芋掘り藤五郎」と「泰澄の大蛇退治」の民話や詩の朗読などが行われ、集まった約280名の参加者は常田さんの独特の懐かしい語り口に聞き入っていました。
崇敬者のつどいでは長年月参りを続けてこられた方々に表彰状と記念品が贈られました。
【5月30日】水戸明神春祭り斎行
当社旧鎮座地の安久涛の森に鎮座いたします「水戸明神」の春祭が手取川七ヶ用水土地改良区関係者約120名が参列のもと、5月30日に斎行されました。
この地には明治34年に完成した大水門を始め用水関係の施設がありますが、白山市教育委員会はこの手取川七ケ用水施設群の国の重要文化財指定に向け、早ければ年内にも答申をまとめることとなりました。