白山比咩神社の出来事をつづる「社頭あれこれ(平成24年4月の出来事)」を掲載しています。

社頭あれこれ

社頭あれこれ(平成24年4月の出来事)

【4月15日】鎮花祭斎行

桜花の香る春うららかな4月15日に「鎮花祭(はなしずめのまつり)」を斎行致しました。古来より春は病が流行する季節であることから、疫病除去のお祭りとされております。
神前に桜の花が供えられ、「朝日直射(あさひたださ)す 大空(おおぞら)に 真白(ましろ)に浮(うか)ぶ 白山(しらやま)を 大生命(いのち)の宗源(もと)と拝(おろが)みて 国づくりにぞ いそしまむ…」という神楽歌に合わせて舞女は桜の枝を手に「白山舞」を奉奏しました。

神楽「白山舞」

【4月29日】昭和祭斎行

昭和天皇は、明治34年4月29日にご誕生なさり、大正15年に践祚(せんそ)(天皇に位につくこと)され、その御在位は64年の永きに亘りました。
この間は、波乱と激動の時代でしたが、昭和天皇は常に国民と苦楽を共にされ、国民の幸福を願われました。
終戦後、我が国の繁栄を築き上げることが出来たのは、昭和天皇の大御心と国民の努力の賜物です。
4月29日「昭和の日」には昭和祭を斎行し、昭和天皇のご遺徳を景仰し皇室の隆昌と国運の発展を祈りました。

玉串拝礼

【4月29日】白山比咩神社創祀之地顕彰祭

当社発祥の地と伝えられております旧鎮座地舟岡山で、初めて「白山比咩神社創祀之地顕彰祭」が斎行されました。
当日は天候に恵まれ、ご参列の方々は、15分ほどかけて山頂に登りました。 自然に囲まれた顕彰碑の前において斎主の祝詞奏上、舞女による「鈴扇の舞」、続いて玉串拝礼をし、祈りを捧げました。
由緒によると、紀元前91年に舟岡山に白山の「まつりの庭」として白山比咩神社の社殿を創建したことから始まり、その後手取川十八講河原、安久濤の森(現在古宮公園)へと遷座されました。1480年に現在地の三宮町に奉遷し、1488年にここを本宮鎮座の地と定めました。
平成3年(1991)に「平成御大典」を記念して、地権者の酒井英次氏・竹村孝雄氏らのご篤志により、山頂部(舟岡城址・本丸・二ノ丸跡)の土地及び欅や杉の立木をご奉納戴きました。
また、平成5年5月に顕彰碑が建立されました。
祭典終了後、酒井さんは「子供の頃から草刈りをして管理してきた土地であり、20年越しにこのようなお祭りをして戴き感謝しております。神社にご奉納してよかった」と話されておりました。

祭主祝詞奏上