白山比咩神社の出来事をつづる「社頭あれこれ(平成23年6月の出来事)」を掲載しています。

社頭あれこれ

社頭あれこれ(平成23年6月の出来事)

【6月4日】御贄講大祭斎行

白山は古来より日本海を行き交う船びとや、そこで漁(すなど)りを営む人々から、海上における「山だめ」の指標とされ、航海・漁業の守護神と崇められていました。 「御贄(みにえ)祭」は長和5年(1016)に、加賀の七浦七湊から御贄の献進があったことを起原とする古い祭りであります。
当日は石川県漁業協同組合金沢港支所副運営委員長平野雅範氏を献幣使に迎え、県内各地の漁業関係者約150名が参列して盛大に執り行われました。 祭典では、宮司の大漁満足・海上安全を祈願する祝詞奏上に続き、献幣使の祭文奏上、舞女による「大漁神楽」が奉奏されました。
この神楽は鯛を釣り上げる様子を神楽にしたもので、この祭典だけに奉奏されるものです。

大漁神楽

引き続き、恒例により県漁連美川支所有志による祝い唄「御酒(ごんしゅう)」が奉納されました。
神前には、約1メートルもある大鯛やワカメなどの海の幸が、横山の如くお供えされました。

大鯛お供え

【6月18日】古遷座祭・敬老祭斎行

古遷座祭は、716年に元正天皇の詔によって安久涛の森(現在の古宮公園)にご遷座の時以来、この日を遷座記念日の祭日としました。
戦後は「古きを偲ぶ」という趣旨から、一ノ宮地区の氏子の長寿者をお招きして敬老祭を併せて斎行しています。

古遷座祭・敬老祭