初宮参り(お宮参り)
出産後、男児31日目、女児33日目、又は50日目、100日目に親子共々に神社に参詣するのが、初宮参りです。その土地の氏神に無事出産したことの感謝の気持ちを伝え、健やかな成長を願う儀礼として受け継がれています。
首がすわる生後100日目には、子どもが生後初めて大人たちと同じものを食べる「お食い初め」を行います。これは、乳歯が生え始める時期に、「一生食べることに困らないように」という願いを込めて行われる儀式で、小さな茶碗や箸、膳を整え、赤飯や尾頭付きの魚、お吸い物などを準備して、それらを口元へ運び、食べさせる真似をします。この行事は平安時代に始まり、当神社では、初宮詣の際に神社から食器セットとお守りを授与しております。
また、当神社のある加賀地方(石川県)では、「お食い初め」に合わせて初宮参りを行う風習もあります。