朱を多用し、華麗さの中に白山権現の神秘的な深厳さが巧みに表現されています。本図は三神を描き、中央女神の上に十一面観音、向かって右男神の上に大日如来、左の女神の上には千手観音の種子(しゅじ)によりその本地仏を表しています。