白山社めぐり(191)「白山神社 (福井県)」をご紹介いたします。

白山信仰と白山比咩神社

白山神社 (福井県)

社殿
鎮座地福井県勝山市平泉寺町平泉寺56号63番地
御祭神伊弉册尊
例祭日4月20日に近い日曜日
7月18日

由 緒

養老元年(717年)、越前の僧・泰澄大師は越智山より白山登拝の途次にこの地に至り、林泉を発見し、神託を蒙ってここが神明遊止の地であることを知り、ここから登って白山を開き、下って当社を建立されました。
元正天皇の御代に創建された平泉寺白山神社は、それ以後朝野の崇敬を集め、院政時代に当社に寄進された所領は、総て9万石・9万貫に達し、その施設は48社、36堂、6千坊を数えたと伝えられています。
戦国時代には本願寺の一向一揆との対立抗争に陥り、天正2年(1574)に一揆勢の放火を受け、一朝にして滅亡するところとなりましたが、その10年後には戦火を逃れた顕海僧正によって再興され、越前松平家の庇護を受けて大いに栄えました。
明治維新を迎えますと神仏分離の厳令に従い、当社は平泉寺の称号を廃して白山神社となりますが、平泉寺時代の三十三式年御開帳は今日に続いており、次の式年祭を令和7年5月23日に控えております。