白山社めぐり(181)「白山神社 (静岡県)」をご紹介いたします。

白山信仰と白山比咩神社

白山神社 (静岡県)

社殿
鎮座地静岡県磐田市中泉1299番地
御祭神白山比咩大神(菊理媛神)
祭礼日10月18日
氏子数351戸
宮 司幡鎌 繁

由 緒

当社は東海道線磐田駅から北北西600mの位置に鎮座し、西方は浜松市、東方は袋井市、北方は磐田原台地、南方は遠州灘に至ります。
創立年代は不明であるが、古文書に慶長9年(1604年)朱印高3石とあり、古くから当地の守り神として氏子より「しらやま様」と親しまれ手厚く崇敬されています。
明治7年10月一村一社令により府八幡宮に合祀されましたが、氏子一同元に戻して頂くよう上司に申請し、明治11年に許可がおり当時神主の所有地内に復帰することができました。しかし、当時は社財が乏しく収入の途を講じようと、旧社地を払い下げ申請し起債をして納入金に充当したり、社有地を借耕し小作料を奉納したり、大正4年1月氏子一同協議のうえ「白山講」を設立し、一口金5円の掛け金を募って運用したり等の努力により大正13年に起債全額を償還するに至りました。
その後は、社財もようやく増え社礎も強固となり今日のような尊栄をみることができました。
現在の社殿は昭和6年に新築されたものです。