白山社めぐり(180)「白山比咩神社 (愛知県)」をご紹介いたします。

白山信仰と白山比咩神社

白山比咩神社 (愛知県)

社殿
鎮座地愛知県田原市越戸町大山955番地
御祭神伊弉冉尊・伊弉諾尊・大己貴尊
例祭日10月18日
氏子数87戸
旧社格村社
宮 司宮本 典孝

由 緒

渥美半島の最高峰(327m)であり三河湾国定公園の一部である「大山」の中央麓に鎮座し、氏子より厚い崇敬を受けています。
勧請は正中元年(1324年)と伝えられており当初は高根白山妙理大権現と申し上げ、越戸、土田両村の祭神として祀られていましたが、土田村には他に一社があったため両村の交渉の結果、天正元年(1574年)より越戸村の氏神として現在の場所に奉斎されています。そして明治5年に村社に列格し、大正9年には共進神社に指定されて来た経緯があります。なお当社は30年毎に遷宮と称して増改築が行われており、近年では平成31年に社殿が大幅修復されました。
一方で昭和33年には大山の頂上付近に鎮座する御嶽社・高根社を合併合祀しています。その大山の頂上に至る山道は往復で約1時間40分の登山ルートになっており、適度な運動を楽しむことができると共に頂上付近からは青い遠州灘を見渡すことができます。