白山社めぐり(174)「白山神社 (静岡県)」をご紹介いたします。

白山信仰と白山比咩神社

白山神社 (静岡県)

鎮座地静岡県浜松市北区三ヶ日町上尾奈字コイマ652番地
御祭神白山比賣命
祭礼日10月18日に近い日曜日
氏子数86戸
宮 司鈴木好司

由 緒

当社は、創立年月日は不祥ですが、本殿内に数多く保存されていた棟札によりますと、寛永21年、加賀の国、一ノ宮の白山比咩神社より勧請され、再建されたと記されていますので、それ以前の創立と思われます。
明治12年に村社、明治15年10月10日に指定村社に列格されています。
三ケ日町上尾奈地区は、古くは、養蚕が盛んであり、現在は柑橘栽培、特に蜜柑を中心として栄えました。当社は地元の人々から「白山さま」と親しまれ、全ての氏子に崇敬が篤く、御神徳あらたかに老若男女問わず神賑わい宜しく、各行事を盛り上げてきました。
約20年毎に修造や増築が行われ、昭和11年には幣殿・拝殿・社務所の部分改築がなされ、昭和29年には、本殿の改築、昭和47年には氏子の利便性を考え、立派な石段の改修が行われています。
又、旧本殿は、雨覆いのある吹き抜け式の建築様式で、風雨や台風等により痛みが激しく、老朽化が進んでいましたので、平成のご造営として、平成18年10月に氏子崇敬者の総意により本殿の新築と幣殿の改築、更に拝殿の修造を行いました。併せてご本宮への参拝の昂揚を講話にて行い、白山信仰の発揚に努めています。