白山社めぐり(172)「中原神社 (三重県)」をご紹介いたします。

白山信仰と白山比咩神社

中原神社 (三重県)

鎮座地三重県いなべ市北勢町北中津原291番地1
御祭神 素戔嗚尊・菊理媛神・天照大御神・息長帯比売命
火産霊神・品陀和気命・大山津見神・八衢比古神
八衢比売神・水分神・祭神二座(不詳)
氏子数約120戸
例祭日7月16日に近い日曜日
宮 司伊藤保臣

由 緒

勧請年月日は不詳であります。神社所蔵の棟札に「弘仁元年庚寅年奉改造一ヶ所九月十一日中津原村中」と記されていて、弘仁元年は西暦810年であることから、当社の創建は1200年を遡ると考察しています。
江戸時代後半に、松宮祐重が著した「伊勢輯雑記」に、北中津原、中津原の神社、村の東に在是、両中津原の惣社なり。祭神二座、午頭天王、白山権現、社頭南向、宮林広大なり…との記述があります。
明治5年に村社、同39年に神饌幣帛料供進指定村社に列せられ、大正4年に、北中津原、南中津原の村社、無格社の10神社の祭神を合祀して現在に至ります。
例祭日は、規則では7月16日と定められていますが、現在夏季祭として7月16日に近い日曜日に行っています。水無月、師走の大祓も含めて年間14度の祭事を行っています。
氏子数は10年程前には160戸程でありましたが、過疎化の波は避け難く、現在では120戸を切ってしまいました。