白山社めぐり(169)「五社神社 (新潟県)」をご紹介いたします。

白山信仰と白山比咩神社

五社神社 (新潟県)

社殿
鎮座地新潟県佐渡市新穂瓜生屋1112番地
御祭神健御名方命伊弉册尊、菊理姫命、櫛御気野命、平城天皇、彦火々出見尊
例祭日4月4日
氏子数148戸
宮 司名古屋瑞穂
境内地300坪
旧社格村社

由 緒

五社神社は、佐渡市の旧瓜生屋村・善光寺村の産土神としてありました諏訪神社(旧諏訪毛利合社)、熊野神社(旧伊豆熊野神社)、白山神社の三社(旧五社)を大正15年11月5日に合併し、現在に至っています。
社殿は、諏訪神社のあった現在地に建てられています。合併前の白山神社は、山の麓にあり、大同2年の創立、文明17年、寛延3年に改築との記述が元禄の寺社帳にあります。明治43年に火災で焼失し、翌年3月に再建されましたが、合併後、現在の五社神社の社殿の一部に利用されたため、跡地は、境内地のみとなっています。
江戸時代の資料には、「鎮守白山権現の寺家十二坊あり」と記述されており、現宮司家が別当を勤めていました。佐渡では、家を屋号(家の通称)で呼ぶことがありますが、宮司家は、今でも「白山(はくさん)」と呼ばれています。五社神社は、白山神社を始まりの一つにもち、新穂瓜生屋集落の鎮守として長く信仰を集めています。