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白山姫神社 (石川県)
鎮座地 | 石川県白山市相木町31番地 |
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御祭神 | 白山比咩神 川濯神 |
例祭日 | 10月第2日曜日 |
氏子数 | 70戸 |
宮 司 | 畠正寿 |
由 緒
創始不詳にして伝承に依るところが多いが、旭郷土史(昭和54年刊行)によると、古くは天台宗無量寿院(現本誓寺)の鎮護の社であり、白山社と称し川濯(かわすすぎ)明神とも称され、観世音菩薩像を安置していたとある。
この観世音菩薩像は、翁が川中に沈む仏像を引き上げ、自宅の仏壇に安置し、日々勤行をしていたところ、ある日仏像が仏壇の阿弥陀如来像より一段下っていた。驚き怪しみ元の座に移したが、尚同じことを繰り返したため、長老に相談したところ「その仏像は私(わたくし)すべきものではない、濯ぎ上げた元の地に奉祀すべきである。」として祠を作り移し、川濯明神と称号した、との伝承がある。辰巳町の遊女が崇敬していたとも、代々本誓寺住職が別当を兼ねていたとも伝えられている。白山社を大宮、川濯明神を小宮と呼んでいたが、小宮の管理が粗略に流れ荒廃したため、大宮に合祀することとなり、明治四年の神仏分離令により観世音菩薩像は他に移され、社号を白山姫神社と改めた。
現在の社殿は平成4年に造営され、近年は宅地造成が進んだため、秋祭りのこども神輿には百名を超える氏子の崇敬者のこどもが参加し、地域の紐帯の役割を担っている。