白山社めぐり(161)「白山比咩神社 (群馬県)」をご紹介いたします。

白山信仰と白山比咩神社

白山比咩神社 (群馬県)

社殿
鎮座地群馬県安中市野殿1910
御祭神伊弉諾命
祭礼日3月15日
氏子数120戸
宮 司和田雅之

由 緒

当社は、上野国碓氷郡の要害の地でもある東端に位置し、戦国時代の永禄6年(1563)の創建と伝わり、字白山平に鎮座し、隣接地の岩井、大谷でも産土神として白山比咩神社が祀られています。
当地は「倭名類聚抄」では「碓氷郡 石井 伊波井」に比定され、「万葉集」の1825番「紫草の根延ふ横野の春野には君を懸けつつ鴬鳴くも」に登場する「横野」の地の東端とする説があります。
氏子地域住民は、神事芸能の継承に力を入れており、春祭には境内神楽殿で「野殿太々神楽」が奉納されています。寛文5年(1665)創始とされる神楽は、一時は中断していましたが古老の記憶をもとに、数座を復元実演しています。
また秋祭宵宮には雨乞い祈願にその源を発すると言われる「稲荷流獅子舞」が氏子小中学生を主に熱心に舞われます