白山社めぐり(151)「白山姫神社 (兵庫県)」をご紹介いたします。

白山信仰と白山比咩神社

白山姫神社 (兵庫県)

御社殿
鎮座地兵庫県西宮市小曽根町4丁目7番22号
御祭神伊邪那岐尊 伊邪那美尊 菊理姫尊 天照皇大神 白山姫大神
氏子数3万5千戸(平成30年5月1日現在)
例祭日3月15日 春祭
10月15日 秋祭
宮 司下垣さなえ

由 緒

白山姫神社は、創立年代は不詳ですが、社蔵記また口伝に依りますと、正親町天皇の御代室町時代に石川県加賀国白山比咩神社より勧請されたと言われ、御祭神は菊理姫尊であります。御神徳の根本は諸々の「むすび」を戴くところにあります。記紀にうたわれている伊邪那岐命(男神)伊邪那美命(女神)二柱の御結の神にあたり、総てのものを括り結び賜う神様であります。
男女を結び、また縁を結ぶに限らず、信仰上、神と人との心をも結ぶ、即ち和の源であります。子孫繁栄・子安の神・延命長寿の神、人生儀礼を主として、私達が生活するに於いてかかすことの出来ない御神徳灼然(いやちこ)な大神様と称えられております。離合集散ただならぬ現在に於いて、生産者には生産の力を商売人には人を引きつける徳を、交際上には人に和を与え給う神として結びの徳は参詣者より口伝えされ、年々大神様の御加護をお受けになった人々が増えるばかりです。
今年御本殿造営50周年を記念し、9月9日に菊理姫重陽祭杜の子供祭を斎行の予定です。