白山社めぐり(149)「白山七社 金剱宮 (石川県)」をご紹介いたします。

白山信仰と白山比咩神社

白山七社 金剱宮 (石川県)

拝殿
鎮座地石川県白山市鶴来日詰町巳118-5
御祭神天津彦火瓊瓊杵尊 菅原道真 大山咋命 少彦名命
氏子数1282戸(平成30年4月2日現在)
例祭日10月2日
宮 司守部 元

由 緒

古代出雲文化が早く海岸線を経て能登地方に及んだのに対し、この地方は大和文化の拠点であるばかりでなく、総じて県内では最も古い文化の発祥地であるから神社の由緒でも有名なことがらを数多く残しています。
中世以来白山七社のひとつに数えられ、そのうち白山本宮・三宮・岩本とともに本宮四社といわれていました。神仏習合の当時、いわゆる七堂伽藍雲表にそびえ神官社僧、即ち神人衆徒多数をようしていました。安徳天皇の寿永2年5月、源義仲が倶利伽羅谷で平家の軍勢を打ち破りましたが、これを金劔宮の神恩として、鞍置馬20頭と横江庄を寄進し、それから3年の後、後鳥羽天皇文治2年2月10日、源義経が本社に参拝一泊し、神楽を奉納している他、足利・富樫・前田等、歴代武門藩主の崇敬が篤かりました。 (守部)