白山社めぐり(138)「白山社(宗忠神社内)(京都府)」をご紹介いたします。

白山信仰と白山比咩神社

白山社(宗忠神社内)(京都府)

ご社殿(白山社)
鎮座地京都府京都市左京区吉田下大路町63
御祭神菊理媛尊(白山比咩大神)、伊弉諾尊、伊弉冉尊
例祭日11月23日
宮 司黒住忠親

由 緒

宗忠神社は、黒住教の教祖・黒住宗忠をお祀りする神社として、文久2年(1862年)に建立されました。慶応元年(1865年)江戸時代の最後の天皇、孝明天皇の仰せで唯一の勅願所に選定されています。
当地は、もともと吉田神社の白山社の境内地でありましたが、宗忠神社建立にあたり現在の土地を吉田神社より、白山社の御社とあわせて譲り受けました。境内地の整備に伴い、いつ頃からか、本殿において相殿にてお祀りされていましたが、境内の神井戸が渇水するにあたり、水の恵みをもたらす神である白山比咩大神をきちんとお祀りするべきとの声が上がり、昭和63年(1988年)に新たに社殿を整備し、白山本宮・白山比咩神社より御分霊を奉遷し、改めて境内社としてお祀りをしています。その後、神井戸は真清水を湛え、白山社は境内鎮護の神様として、尊信を集めています。