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白山神社(宮城県)
鎮座地 | 宮城県遠田郡美里町大柳字宮前2 |
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御祭神 | 白山姫神・伊邪那岐命・伊邪那美命 |
例祭日 | 4月20日 |
氏子数 | 200戸 |
宮 司 | 風間和子 |
由 緒
宮城県北部の穀倉地帯に鎮座する白山神社は「ササニシキ」のふるさと大崎平野の鳴瀬川のほとり、遠田郡美里町大柳に御座います。
伝うところによれば、「当社は加賀から奥州のこの地に落ち延びてきた片倉氏の内神であった」と言われています。
片倉家は加賀に住んでいた武士で、大坂夏の陣を最後に主家豊臣家の滅亡により、6人の家臣と共にこの大柳に落ち延び、その際、片倉家が祖先から代々内神として奉祀してきた白山神社の御分霊、白山姫神・伊邪那岐命・伊邪那美命の御神体を笈に納め奉じ下り、この地に祠を建て斎き祀り、天保の頃までは主として同家で祭祀を司っており、御神体は笈で奉遷してきた御神鏡です。
その後、涌谷領主伊達家に仕官し、家臣となり、更に時を経て、片倉家は居宅を境内より少し離れた南境に移しましたが、毎年4月に行われる御輿渡御のおりには御旅所となっております。
明治維新までは「白山大明神白山宮」と称せしを、明治5年「白山神社」と改称し、同年の5月大柳の村社に列せられました。現在の拝殿は明治43年(1910)に大修理され、また、昭和2年(1927)には本殿・幣殿の新築が地元篤志家達により寄進されました。