白山社めぐり(109)「相去白山神社(岩手県)」をご紹介いたします。

白山信仰と白山比咩神社

相去白山神社(岩手県)

相去相去白山神社(岩手県)
鎮座地岩手県北上市相去町小糠沢
御祭神伊弉册美命
例祭日9月3日・4日
氏子数3,000戸
宮 司千田智志

由 緒

当地の白山の神の歴史は、延暦21年(802)鎮守府胆沢城が築かれてからの平安前期頃に迎えられ創祀されたと伝えられております。
時代は下り徳川。仙台伊達と盛岡南部の藩境が定まり、宝永8年(1711)伊達藩命により創建されました。以来300年、奥州街道伊達藩境の町相去の氏神様として崇敬されて参りました。
創祀以来、相去を見下ろす高前壇の地に鎮座しておりましたが、東北本線開通の明治23年、現在地に遷座しました。旧社殿地は鎮守の森として保全・保護し、市の景観指定を受けています。
相去地区は、北上市の南部地域に位置し、農工の町で、東北道IC等も設置されています。今年度の全国高校総体陸上競技は、地区内の北上総合運動公園で開催されます。
3月の震災では、石鳥居の上部崩落、灯籠の倒壊等の被害があり、本宮からお見舞いを頂戴しました。篤く御礼申し上げます。