白山社めぐり(106)「白山神社(福井県)」をご紹介いたします。

白山信仰と白山比咩神社

白山神社(福井県)

白山神社(福井県)
鎮座地福井県福井市日の出3丁目3番5号
御祭神伊弉册尊
例祭日春季 5月7日・8日
秋季 10月7日・8日
左義長祭 1月15日
氏子数約360世帯
宮 司杉坂 滋
敷地面積約1千平方メートル

由 緒

当社の創立については不詳な点があるが、伝えによれば『現在の白山神社の地に五太山明王寺歓喜院(真言宗)があった。元和年間(1615〜1623)この寺内に歓喜院の別当とし、勧請された白山堂があった。貞享4年(1687)歓喜院は移転したが、その境内は白山堂の社地となり(註)』とある。
明治の神仏分離政策によって白山神社となる。昭和20年7月戦災により焼失した社殿は、昭和28年氏子の手によって本殿・拝殿・幣殿を造営、その後神楽殿・狛犬・神馬・手水舎等々が着々と整備され、写真に見るように復興した。戦前はもとより現在に至るも福井市民からは白山堂と称され、親しみをもって崇敬されている。

(註)平成19年発行、福井市歴史ボランティアグループ「語り部」による福井御城下三十三ヶ所観音霊場による。