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歳時記
古くは一定の場所に定住していなかった神が、決まった場所=「神社」に鎮座するようになると、共同体で暮らす人々の繁栄を願うことを目的としたさまざまな祭事が行われるようになりました。
日本人の暮らしは農業と深いかかわりがあるため、春と秋には、五穀豊穣を祈る「祈年祭(きねんさい)」や収穫に感謝する「新嘗祭(にいなめさい)」など、農耕のサイクルを基本とした祭りを行い、それ以外では、6月と12月に、半年間の罪・穢れを祓う大祓(おおはらえ)を行うようになりました。
人々は、神に供物を捧げ、歌舞音曲を演奏し、共に飲み、食べることで人と神との関係を強めたいと願い、郷土色豊かな祭りは今日まで各地に受け継がれています。