白山比咩神社の出来事をつづる「社頭あれこれ(令和3年5月の出来事)」を掲載しています。

社頭あれこれ

社頭あれこれ(令和3年5月の出来事)

【5月6日】コロナ禍の例大祭厳粛に斎行

5月6日は、年に一度の重儀「例大祭」が、本年も新型コロナウイルス感染症拡大防止の為、責任役員のみの参列のもと、斎行されました。
GW期間中に「石川県独自の緊急事態宣言」が発出され、さらに国から「まん延防止等重点措置」も適用となりました。
これを受けて祭典が長時間にならないようあらかじめ菅原道真公ゆかりの特殊神饌「梅枝餅」や「口形餅・舌形餅・寄餅」などの神饌をお供えしました。
霊峰白山の大いなる自然の恵みに感謝申し上げ、そして御皇室の弥栄、氏子崇敬者の安寧を祈るとともに、世界中に蔓延する新型コロナウイルス感染症が一日も早く終息するよう祈りました。

「浦安の舞」奉奏

祭典終了後、会館で宮司以下奉仕神職は、饗膳にて直会を行いました。

感染症対策を施し直会

【5月10日】医療従事者に感謝 メッセージ絵馬寄贈

5月10日、参拝者が医療従事者への感謝やエール、そして力(パワー)を与えるメッセージが記された絵馬を地元の公立つるぎ病院と新村病院に寄贈しました。
「命をまもってくれてありがとう」「皆様のおかげで助かる命がある」など書かれた絵馬が約370枚寄せられ、「日々地元の医療に貢献する皆さんの励みになれば」という思いで手渡しました。
各病院から「皆さんの医療を守っていきたい」「感動的なメッセージに感謝」と話され大変喜ばれました。
大切な「いのち」を守る為、絶対に人にうつさない、うつらない、一人ひとりの心がけがみんなを守ることに繋がります。

公立つるぎ病院に絵馬贈呈

【5月16日】秋の豊かな稔り 五穀豊穣を願う御田植祭

5月16日、白山町地内の奉耕田にて、地元の小学生5名に早乙女として奉仕を頂き、御田植祭が斎行されました。
当日は小雨が予想されましたので、深瀬檜細工「檜笠(石川県伝統工芸品)」を被り、華やかな紅白の装束をまとった早乙女らが、太鼓の合図に初々しい所作でイセヒカリの苗を丁寧に植えました。
古来からの稲作文化を肌で感じた早乙女らは、緊張しながらも「秋には立派な稲穂に育ち、美味しいお米になってほしい」と願っていました。
当社では平成13年に伊勢の神宮からイセヒカリの籾種を拝戴して、行われているお祭りであります。

早乙女による「御田植の儀」公立つるぎ病院に絵馬贈呈

「イセヒカリ」について
御田植祭で植えられた苗は「イセヒカリ」という品種です。平成元年に三重県を2度の台風が襲い、伊勢の神宮の御田で育てられていたコシヒカリの稲穂は全て倒れてしまいました。そんな中、2株だけ台風に耐え直立を保った稲がありました。それがコシヒカリとは異なる新しい品種であり、神宮に因んで「イセヒカリ」と名付けられ、以後神宮における神饌米として用いられるようになりました。 当社では平成13年に神宮よりイセヒカリの籾種を拝受し、育苗後、御田植祭の苗として使用しております。

【5月20日】加賀一宮敬神婦人会5月総会 第67回崇敬者のつどい

5月20日、午後1時から加賀一宮敬神婦人会の5月総会並びに奉告祭、午後3時半から第67回崇敬者のつどい奉告祭・表彰式を拝殿にて予定通り実施しました。
恒例の特別講演会は、残念ながら中止となりました。
昨年は、新型コロナウイルス感染症拡大によって全国緊急事態宣言発出で、全ての行事が中止となりましたが、本年はマスク着用、手指の消毒、検温等を徹底し、安心して参拝や会議が出来るよう対策を行い、進めることができたことは、大きな一歩でありました。

崇敬者のつどい表彰式