白山比咩神社の出来事をつづる「社頭あれこれ(平成30年9月の出来事)」を掲載しています。

社頭あれこれ

社頭あれこれ(平成30年9月の出来事)

【9月5日】外国人が禊文化に触れる

9月5日、白山市観光連盟を通じて、滝ヶ原ファームという団体18名の参拝申込みがあり、禊体験を実施しました。この団体は、ほとんどが外国人観光客であり、当社においてもこれだけの外国人を受け入れての禊の実施は初めての試みでもありました。
事前に、白山市観光連盟と外国人対応の為の英語版の資料作成や通訳を介しての座学や作法指導の細かな進行方法などの打ち合わせを充分に行いました。
当日は、午後2時10分頃、表参道のすばらしい景観を見ながら参道を進み、同2時30分にご祈祷・神楽を修し、同3時より座学・作法指導という流れであります。
そして、指導後は同4時より禊体験を実施しました。
外国人の方々は、初めて唱える言葉であったり、鳥船を始めとする不思議な作法に戸惑いを見せていましたが、ふんどしや白衣の格好をすると、自然と心と体が引き締まり、最後までしっかりと禊文化に触れることができた様子でした。
「すばらしい文化だ」「すごく自然を感じられた」「水は冷たい」など様々な事を感じて頂けたようでした。
今後も白山市観光連盟と連携を密にし、外国人の受け入れ対応を万全にしていきたいと思います。

外国人みそぎ体験

【9月20日】加賀一ノ宮敬神婦人会 9月総会開催

9月20日、神谷ますみ会長以下会員50余名参加のもと午前11時に奉告祭を斎行、引き続き遊神の間で総会、その後講演会が開催されました。
講演では(株)トモコメディカルエージェンシー代表取締役社長船崎外茂子氏を講師としてお招きし「ご縁(えん)のつながり」と題してお話をして頂きました。
先生は、平成12年に介護保険制度が施行されたことを機に、いち早く時代を予知し在宅薬剤管理指導の事業に取り組み、新しい薬局の在り方を導入していったパイオニア的調剤薬局という誇りをもって活動されているとのことです。
特に大切にしていることは、基本事業である「トモコ薬局」は患者さんと寄り添い薬剤師としての仕事をするだけでなく、人としてお客様に寄り添うことだと述べられました。
より良い治療を受けられるよう様々なサポートをし、皆がより健康で幸せな生活を送れるよう、心を込めた活動に取り組んでいるとのことです。
加賀野菜など固有種の植物や自然栽培の食物は、人の体にとって格段に良いものであり、一流シェフともコラボし、食文化にも貢献しておられます。
そして、白山さんのおついたちまいりを始めてからは沢山のご縁を頂き、大神様に感謝申し上げていますと締めくくられました。

船崎外茂子講師をお招きしての記念講演

【9月23日】三宮まつり斎行

当社氏子である三宮町の秋祭りが斎行されました。
三宮まつりは、9月23日に役員が参拝、直会の後、境内にて子供神輿のお祓いをしました。三宮地区では子供も少ない中、役員の方々が協力しながら、子供神輿の伝統を継承しています。

三宮まつり 子供神輿

【9月24日】秋の実りに感謝 神社カフェしらやまさん開催

9月24日、白山講記念会館及び斎館内に於いて「神社カフェしらやまさん」併せてテント市を開催しました。
当日は、「中秋の名月」十五夜でもあり、会館の縁側には、月見団子とススキやコスモスの生け花をお供えし、有名な和歌「月々に 月見る月は多けれど 月見る月は この月の月」を感じながら、秋の風情を楽しみました。
会館内では、池内商店IIが境内の白山霊水で入れた「白山きりまんじゃろコーヒー」や「しそじゅーす」を提供し来場の皆様に喜んでいただけました。
また、おみやげとして「白山百選の菓子」や「白山野草の健康茶」、「白山のれん」や「かたどうふストラップ」など多数の品が並び、多くの参拝者が求めていました。

床の間に飾られた池坊小石菊流氏による「立花」

会館内の展示では、西山産業開発(株)に協力頂き、高山植物のクロユリなどが描かれた「牛うしくびつむぎ首紬」の着物や反物、小物など約100点を展示して頂きました。斎館玄関前のテント市では、JA白山大神支店による地元で採れた新鮮な野菜や、白山コシヒカリを使用したポン菓子などが出品されました。
また地元の民宿獅子吼荘には秋の味覚「柿」を、38ダイニングは「レモネードサイダー」を提供、早々に品切れになった品もあり、社頭は賑わいました。

(株)西山産業開発による牛首紬の着物や反物の展示