白山社めぐり(171)「白山神社 (石川県)」をご紹介いたします。

白山信仰と白山比咩神社

白山神社 (石川県)

境内のタブノキ 鳥居から望む社殿
鎮座地石川県加賀市山中温泉下谷町ロ223
御祭神菊理比売神
春 祭5月8日に近い日曜日
秋 祭秋分の日
氏子数約100世帯
宮 司山下裕嗣

由 緒

創立年代不詳ですが、木曽義仲の時代は越前丸岡の豊原寺(かつての白山信仰の拠点)の影響があったとされます。御神体は磐座(自然石)で、小高い磐の上に石垣を積み土台とし、その上に社殿が建てられています。急な石段を95段登った頂に社殿がありますが、現在の建物の擬宝珠に、慶応3年の文字が見えることから、その頃の建造になるものと思われます。
石段右側に大きな「タブノキ」の古木があり、加賀市の文化財に指定されています。
神社の下には「堂」と呼ばれる建物があり、ここが豊原寺の道場的役割があったことが推測されます。
蓮如上人はこの地で仏法を説かれ、堂内には蓮如上人御真筆の御名号が掲げられます。毎年4月25日に御開扉があります。

●参考資料「大聖寺川上流域の歴史」