白山社めぐり(129)「白山神社(静岡県)」をご紹介いたします。

白山信仰と白山比咩神社

白山神社(静岡県)

竣工された拝殿
鎮座地静岡県静岡市駿河区大谷896
御祭神伊弉冊命、大山祇命
例祭日10月16日
氏子数200戸
宮 司田宮一雄

由 緒

当社の創立年は不詳ですが、往古は浄光院という寺の鎮守であったとも言われております。鎮座地はJR静岡駅から南東へ4キロ久能山東照宮にほど近い静岡市郊外で、東には静岡大学のキャンパスが広がり、数年後には東名高速道路の新しいインターチェンジも予定されていて、将来のさらなる発展が期待されているところです。
神社を含む周辺一帯は数度の発掘調査の結果、駿河国分寺もしくは有力豪族氏寺の跡地と考えられ、現在は小字名を冠して片山廃寺と称され、国の史跡に指定されています。その為、境内地の掘削には文化庁の許可を必要とし、懸案の老朽化した拝殿改築もままならぬ状況でしたが、平成23年9月、台風の大風に耐えかね、大木が直撃。拝殿全壊という思いも掛けぬ事態となりました。ここに至り、再度の発掘調査の後に文化庁の許可を頂き、崇敬の心厚き氏子の人々からは3千万円の多額の浄財を賜り、平成26年7月、木の香漂う真新しい拝殿の竣工祭が斎行されました。